朝ドラ「エール」第58話が6月17日に放送され、喫茶店バンブーの名前の由来がついに明かされましたね!
名前の由来といえば、古山裕一と関内音の苗字の由来って知っていますか?
結論から言えば、なんとひっくり返しただけなんです!
こちらでは「古山」「関内」の苗字の由来について詳しく解説していますが、結果だけ知りたい方は、「まとめ▼」をご覧下さい。
古山裕一と関内音のモデル
朝ドラ「エール」の主人公・古山裕一のモデルは、作曲家の古関裕而さんです。
古関裕而さんは、1909年(明治42年)8月11日に、福島県の呉服屋「喜多三(きたさん)」の長男として生まれました。
そして、裕一の妻でヒロインの関内音のモデルは、裕而さんの妻である古関金子さんです。
古関金子さんは、1912年に内山安蔵と妻・みつとの三女として、愛知県豊橋市で生まれました。
父・内山安蔵は、当時豊橋市に駐屯していた陸軍に物資を納入する仕事をしていましたが、金子さんが12歳の時になくなり、その後は母親がその仕事を継ぎました。
ここで、お分かりのように古関金子さんの旧姓は内山金子さんです。
『古山』と『関内』の苗字の由来
『古山』と『関内』の苗字の由来を考えるときに重要になるのが、エールの登場人物の名前とモデルの名前です。
- 古山裕一(古関裕而)
- 関内音(内山金子)
ここで気付いた方もいると思いますが、もう少し分かりやすく苗字だけを抽出してみます。
- 古山(古関)
- 関内(内山)
これで、ほとんどの方は、『古山』と『関内』の苗字の由来が見えてきたかと思います。
『古山』と『関内』の苗字の由来は、モデルの苗字を一文字ずつ入れ替えたものであるということです。
「古山」の苗字は、古関の「古」と内山の「山」を一文字ずつとった苗字になっています。
「関内」の苗字は、古関の「関」と内山の「内」を一文字ずつとった苗字になっています。
実話をもとにしたドラマでは、よくあるパターンのやつですw
ちなみに、佐藤久志のモデルは伊藤久男さん、村野鉄男のモデルは野村俊夫さんです。
佐藤久志の「佐藤」は、「伊藤」の一文字を使っていて、村野鉄男の「村野」は、「野村」をひっくり返しただけですね。
久志も久男の一文字を使っているので、主要な登場人物は、モデルの名前から決めている場合が多いです。
逆に、脇役的な登場人物については、あまり関連性のない名前になっていることがあります。
例えば、裕一の弟・浩二のモデルは、古関裕而さんの弟・弘之さんですが、まったく違う名前です。
『裕一』と『音』の名前の由来
『古山』と『関内』の苗字の由来は、法則性があったので分かりやすいですが、名前の由来はあるのでしょうか?
名前については、いろいろ調べてみましたが、これといった由来はありませんでした。
裕一の名前については、古関裕而さんの「裕」の一文字をとったことは分かりますが、「一」はよく分かっていないので、一文字だけ取って「裕一」にした可能性が高いですね。
音の名前については、古関金子さんの文字は一切入っておらず、家族構成も違います。
こちらは、関内家とモデルの内山家の家系図です。
エールでは三姉妹の5人家族ですが、内山家は兄と6人姉妹の9人家族です。
内山家の女性はすべて「子」がついており、一文字の方もいらっしゃいません。
おそらく、音に関しては、音楽をテーマにした朝ドラですので、音楽の「音」からとったのでしょう。
まとめ
ここまで、古山裕一と関内音の苗字の由来について説明しました。
実話を参考にしたドラマではよくあるあるパターンでしたね。
今回のエールと実話の比較をまとめると、以下の通りです。
- 古山裕一のモデルは、古関裕而
- 関内音のモデルは、内山金子
- 「古山」の苗字は、古関の「古」と内山の「山」から
- 「関内」の苗字は、古関の「関」と内山の「内」から
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