エールでは、裕一が勉強がんばるからと母・まさが卓上ピアノを買ってあげていました。
母・まさが卓上ピアノを買ってあげた話は実話でしょうか?
結論からいうと、古山裕一のモデルである古関裕而さんは、母親に卓上ピアノを買ってもらっているので、事実です。
しかし、買ってもらった時期が全然違います。
こちらでは実話を詳しく解説していますが、エールと実話の結果だけ知りたい方は、「まとめ▼」をご覧下さい。
エール第11話『自由な裕一に反発する弟浩二』のあらすじ
こちらは、エール第11話『自由な裕一に反発する弟浩二』のあらすじの一部です。
ネタバレを含みますので、まだ視聴していない方はご注意ください。
福島商業学校に進んだ裕一は、17歳になっていました。
学校が終われば、地元のハーモニカ倶楽部に足を運ぶ毎日。
家に戻ってきた裕一は、部屋に戻り作曲に取りかかります。
小学生で蓄音器から流れる西洋音楽に出会って以来、裕一はずっと音楽の勉強を独学で続けてきました。
音楽の本を片手に卓上ピアノで作曲をする裕一。
この卓上ピアノは、商業学校の入学祝で母・まさから買ってもらったものです。
裕一は、長男で本来であれば家業を継ぐ後継者ですが、家業のことはまったく気にせずに、自分の好きなことに没頭していました。
そんな自由奔放な裕一の姿勢に、古山浩二が愚痴をこぼしていました。
「母さんが卓上ピアノなんか買うがら 落第すんだよ。」
母・まさが、「 買ってくれたら勉強頑張るって言うから。」というと、浩二が、二人は兄に甘すぎるといいます。
それを聞いていた父・三郎は、「俺もかよ。」と不満を口にしました。
エールと実話の比較
さて、裕一が勉強がんばるからと母・まさが卓上ピアノを買ってあげていましたが、古関裕而さんの実話では、実際どうだったのか比較していきます。
実話の出所は、以下の書籍です。
まさが卓上ピアノを買ってあげた話は実話か?
エールでは、まさが卓上ピアノを買ってあげていましたが、これは実話です。
古山裕一のモデルは作曲家の古関裕而さんで、古山まさのモデルは裕而さんの母・古関ヒサさんです。
古関裕而さんは、市販されている楽譜を購入して、本格的に音符を五線譜に記譜するまでに成長していました。
そんなときに、古関ヒサさんが裕而さんのために卓上ピアノを買ってくれたのです。
よって、まさが卓上ピアノを買ってあげた話は、実話です。
裕一がお願いして買ってもらった話は実話か?
エールでは、裕一が勉強するからといって、まさが卓上ピアノを買ってあげましたが、これは実話ではありません。
こちらについては、古関裕而さんの自伝「鐘よ鳴り響け」でも以下のように書かれています。
母がどこからさがしてきたのか、ある日卓上ピアノを買ってきてくれた。黒鍵もあり、三オクターブくら い弾けるもので、当時としてはかなり高価だったと思う。その日から夢中になってこのピアノに向かった。
このことからも古関裕而さんがお願いしたものではなく、作曲をがんばる息子のために古関ヒサさんが買ってくれたことが分かります。
よって、裕一がお願いしてまさに買ってもらった話は、実話ではありません。
卓上ピアノを買ってもらったのは、いつ?
エールでは、商業学校の入学祝で卓上ピアノを買ってもらっていましたが、商業学校入学祝ではなく、小学生のときです。
古関裕而さんは小学生のときに、卓上ピアノを買ってもらい、小学校を卒業するときには、楽譜を自由に読め、楽譜も正確に五線紙に書けるようになっていました。
よって、卓上ピアノを買ってもらった時期は、小学生のときです。
まさが卓上ピアノを買ってあげた話と実話の比較まとめ
ここまで、エールの内容と実話を比較して説明しました。
卓上ピアノを買ってあげた話は実話でしたが、買ってもらった時期が全然違いましたね。
今回のエールと実話の比較をまとめると、以下の通りです。
- まさが卓上ピアノを買ってあげた話は、本当!
- 裕一がお願いして買ってもらった話は、実話ではなく、裕而さんのために母・ヒサさんが買ってくれた
- 卓上ピアノを買ってもらった時期は、商業学校入学祝いではなく、小学生のとき
知っている実話ありますか?
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