エールでは、裕一が拾った古今和歌集を返そうと、鉄男が住んでいる古い長屋を探していました。
鉄男が住んでいた家が古い長屋だったのは、実話でしょうか?
結論からいうと、村野鉄男のモデルである野村俊夫さんが住んでいた家は、古い長屋ではなく、一軒家で魚屋『魚忠』を営んでいました。
しかも、住んでいた場所は裕一が一生懸命探していたような場所ではありません。
こちらでは実話を詳しく解説していますが、エールと実話の結果だけ知りたい方は、「まとめ▼」をご覧下さい。
エール第5話『呉服店「喜多一」が大ピンチ!』のあらすじ
こちらは、エール第5話『呉服店「喜多一」が大ピンチ!』のあらすじの一部です。
ネタバレを含みますので、まだ視聴していない方はご注意ください。
学校の帰り道、裕一と久志が歩いていると、「ふざけんじゃねぇ!」と大きな声が聞こえてきました。
「この前おめえから買った魚腐ってたぞ!」
「すいません。」
声がする方へいってみると、村野鉄男が魚を購入した客から、この前購入した魚が腐っていたと激怒されていたのです。
平謝りする鉄男に、「今度 あんなもん売りやがったら、 ただじゃおかねえって!」と言い残して、男は去っていきました。
鉄男が立ち上がると目の前に裕一たちがいることに気付きます。
裕一はおもわず声をかけてしまいますが、鉄男はそのまま何も言わずに去って行きました。
すると何か落ちているのに気づきます。
裕一がその本を拾い上げると、そこには『古今和歌集』と書かれていました。
裕一は、家に帰るとさっき拾った古今和歌集を返そうと思って、鉄男の家まで行くことにしました。
裕一は、確かこの辺と独り言を言いながら、古い長屋を探しています。
歩きながら鉄男の家を探していると、「ふざけんな!」と大きな声が聞こえてきました。
そこにいたのは、倒れこんでいる鉄男と魚治さんの見たこともない顔でした。
エールと実話の比較
さて、エールでは、村野鉄男が住んでいた家が古い長屋という設定ですが、野村俊夫さんの実話では、実際はどうであったかの比較をしていきます。
実話の出所は、以下の書籍です。
鉄男が住んでいた家は、古い長屋だったのは実話か?
エールでは、村野鉄男が住んでいた家が古い長屋という設定でしたが、実話ではありません。
村野鉄男のモデルは、作詞家の野村俊夫さんです。
野村俊夫さんは、父・鈴木忠八と母・鈴木アキの三男として生まれました。
野村俊夫さんの本名は、鈴木喜八といい、『野村俊夫』は芸名です。
野村俊夫さんは、魚屋『魚忠』を営む一軒家に住んでいたため、古い長屋ではありません。
エールでは、貧しい家の子供として描かれているため、一軒家ではなく、貧しい人たちが住む古い長屋にしたのではないかと考えられます。
魚屋『魚忠』はどこの場所にあった?
魚屋『魚忠』は、鉄男の父・善治が営んでいた魚屋『魚治』のモデルです。
エールでは、鉄男が天秤棒で魚を売っていましたが、魚屋『魚忠』は一軒屋で店を構えていました。
つまり、鉄男の家が魚屋であったことは、実話ということになります。
エールでは、鉄男の家は裕一の家よりかなり離れた場所にありましが、魚屋『魚忠』は古関裕而さんの実家である呉服屋『喜多三』の通り隔てた向かい側の斜め前にありました。
古関裕而さんの家から、1分といわず、数歩で着くぐらいの距離にあったというわけです。
エールでは、裕一と鉄男が同級生として描かれていますが、実際には野村俊夫さんの方が古関裕而さんより5歳年上でした。
野村さんこと鈴木喜八さんは、少年時代、近所の「ガキ大将」で、古関裕而さんはいつも鈴木少年のあとにくっついて遊んでいました。
よって、魚屋『魚忠』があった場所は、呉服屋『喜多三』の通り隔てた向かい側の斜め前です。
エールの鉄男が住んでいた家が古い長屋だった話と実話の比較まとめ
ここまで、エールの内容と実話を比較して説明しました。
鉄男の家は長屋ではなく一軒家で、しかも裕一の家の斜め前にあったのは驚きです。
今回のエールと実話の比較をまとめると、以下の通りです。
- 村野鉄男が住んでいた家が古い長屋だった話は、創作ストーリーで、一軒屋に住んでいた
- 村野鉄男が魚屋の息子だった話は、本当!魚屋『魚忠』の息子
- 魚屋『魚忠』があった場所は、古山家の通り隔てた向かい側の斜め前
エールと実話比較まとめ記事
知っている実話ありますか?
朝ドラファンの皆さんのコメント!