こちらでは、朝ドラ「澪つくし」第27週(131話~135話)のあらすじのネタバレと感想をまとめています。
澪つくしの第26週では、まともな醤油も作れない中、かをるが奮闘するが、空襲で入兆が被害を受けるストーリーでした。
澪つくしの第27週では、久兵衛とるい、律子、梅木が亡くなり、惣吉が生還し、かをるに結婚を申し込むストーリーです。
1985年9月30日(月)~10月5日(金)放送
第27
朝ドラ『澪つくし』第27週のネタバレあらすじ
こちらでは、朝ドラ『澪つくし』第27週の放送されたストーリーから、ネタバレあらすじをまとめています。
第27週の各話ごとの詳細ネタバレあらすじを知りたい方は、こちらからご確認ください。
放送回 | 放送日 |
---|---|
第157話「久兵衛とるいが共に死す!」 | 3月25日(木) |
第158話「律子の帰国」 | 3月25日(木) |
第159話「律子死す!」 | 3月26日(金) |
第160話「梅木の死」 | 3月26日(金) |
第161話「惣吉再び生還!」 | 3月27日(土) |
第162話「惣吉の求婚」 | 3月27日(土) |
病院
空襲で負傷した久兵衛と坂東るい(加賀まりこ)をレッカーに乗せて、病院へ運ぶかをるたち。
坂東久兵衛(津川雅彦)は手術を受けるが、るいはすでに亡くなっていた。
手術が終わり、看護婦に呼ばれた梅木かをる(沢口靖子)は、久兵衛のもとへ向かう。
かをるが声をかけると、久兵衛は一度謝らないといけなかったと口にする。
妾の子として後ろ指さされて嫌な思いをさせてすまなかったと謝罪したのだ。
しかし、かをるはお父さんの子でよかったと答えた。
すると突然、小浜律子(桜田淳子)はどこだと手を伸ばす。
かをるはとっさに律子のフリをして手を握った。
久兵衛が一服したいというと、かをるは兵隊にタバコを一本もらいにいく。
しかし、戻ってみると、久兵衛はすでに息を引き取っていた。
翌朝
かをるは、両親の遺体を引き取り、入兆の庭で荼毘に付した。
翌朝、古川清次(寺田農)と真鍋ハマ(根岸季衣)がやってきて、涙を流し、手を合わせる。
吉武とね(草笛光子)も握り飯をもって、見舞いにやってきた。
吉武善吉(安藤一夫)が入兆の一家を預かろうというと、とねは快く受け入れた。
しかし、かをるは自分だけ残るという。
そのかわり、子供たちは吉武家に預かってもらうことにしたのだ。
夜
夜になって、ようやく両親の死を実感しはじめた。
不安と悲しみの中、涙だけが流れていた。
終戦
梅木かをる(沢口靖子)が片づけをしていると、職人頭の神山がやってきて日本が負けたことを伝える。
かをるは吉武家を訪れ、息子達を引き取りに行く。
吉武とね(草笛光子)が梅木の消息を聞くと、かをるは、フィリピンは激戦地だったから諦めていると答えた。
しかし、とねは沖縄も激戦地だったが、吉武惣吉(川野太郎)が帰ってくると信じ、あきらめていないと訴えった。
フィリピン
フィリピンから帰還してきた人たちがいると聞き、話を聞きにいくかをる。
梅木のことを尋ねたが、梅木を知っているものの派遣された場所が別で、消息までは不明だった。
当時の話を聞くと、ほとんどが戦死したと聞かされる。
駅
しばらくすると、復員兵たちが続々と帰ってくる。
かをるは毎日のように銚子駅に行き、梅木健作(柴田恭兵)がいないか確認していた。
するとそこで、偶然にも小浜律子(桜田淳子)を発見する。
律子は、かをるを見つけると意識を失ってしまった。
入兆
律子を入兆に連れ帰り、横に寝かせるかをる。
律子が坂東久兵衛(津川雅彦)はどこかと聞くと、かをるは両親とも亡くなったことを話す。
律子は唖然とした。
看病
満州から帰ってきた小浜律子(桜田淳子)は、肺結核にかかっていた。
律子はめんどうかけて申し訳ないと口にする。
更に、親の死に目に会えないなんて、罰が当たったのだと嘆くと、梅木かをる(沢口靖子)は、久兵衛の死に際のことを話した。
最期まで自分のことを案じていたことを知った律子は、会って今までのことを謝りたいと涙を流す。
英一郎の帰還
やがて春がきた。
すると英一郎と赤川が帰還してきたが、英一郎は一発玉をくらい、一人では歩けなくなっていた。
坂東英一郎(鷲生功)は、坂東久兵衛(津川雅彦)の位牌と対面すると、もう一度叱られたかったと口にする。
姉弟
律子、かをる、英一郎は三人で話をする。
律子は、姉弟三人こうして会えてよかったと話す。
英一郎は、醤油を世界に広めたいと夢を話す。
そして、かをるは、そんな英一郎を見て、たくましくなったと微笑んだ。
吐血
それから数日のこと。
律子が血を吐く。
律子は、かをるにお姉さんと呼んで欲しいとお願いする。
かをるは、「お姉さん」と涙を流しながら言葉にした。
そこへ英一郎もやってくる。
律子は、二人に感謝の言葉を伝えた。
そして、小浜敬助(村田雄浩)への言葉を残そうとするが、言う前に息を引き取った。
夢
梅木かをる(沢口靖子)は不思議な夢を見た。
歩いていくと、坂東久兵衛(津川雅彦)、坂東千代(岩本多代)、坂東るい(加賀まりこ)、小浜律子(桜田淳子)、梅木健作(柴田恭兵)がおり、皆で楽しく騒いでいた。
かをるが久兵衛に声をかけると、久兵衛が来るなと大きな声をだす。
律子たちもまだ早いと口にした。
丁度そのとき、目を覚まし、夢だと気づく。
訃報
かをるが目を覚ますと、深夜戸を叩く音がした。
声をかけると、栄二だと答えが帰ってきた。
戸を開けると、そこには梅木と一緒に戦地にいった栄二が立っていた。
かをるが、梅木はどうしたのかと聞くと、電報が届いてないのかと逆に聞かれる。
察したように梅木は戦死したのかと聞くと、栄二は、はいと頷いた。
その瞬間、かをるは膝から崩れ。呆然とする。
フィリピン
栄二は、梅木の遺骨を渡し、フィリピンでの出来事を話し始めた。
梅木を助けに戻った時に、梅木の手に握られていた手紙を、かをるに渡す。
その手紙には、「かをる私は」まで書かれておらず、その前に息絶えてしまったことを知る。
かをるは涙を流し、夫の死を悲しんだ。
生還
梅木かをる(沢口靖子)は、梅木を手厚く葬った。
ちょうどその頃、外川では、惣吉の生還に歓喜に沸いていた。
吉武善吉(安藤一夫)や漁師たちは大喜びし、善吉は涙を流す。
惣吉の生還を知ったかをるは、複雑な気持ちになる。
梅木健作(柴田恭兵)の死に同情されたくないという気持ちがあったのだ。
300年の式典
それから時間が過ぎた7月。
久兵衛の夢であった、入兆の300年の式典が開かれた。
坂東英一郎(鷲生功)は、12代目久兵衛を襲名し、皆に挨拶をする。
出席していたハマは、吉武惣吉(川野太郎)が帰ってきた話の真偽をかをるに尋ねる。
かをるは本当だと話すと、更に会ったのかと聞かれるが、自分は梅木の妻だといい、会う意思がないことを伝えた。
お祝いの印
すると、式典に吉武一家がやってきた。
吉武とね(草笛光子)がかをるに近づき、英一郎と善吉が示し合わせたサプライズだと暴露する。
二人の狙いは、惣吉を呼ぶことだったのだが、惣吉は参加しなかった。
小浜帰還
皆で祝杯を挙げていると、そこへ小浜敬助(村田雄浩)が帰ってきた。
律子の安否を聞くと、かをるは、結核で亡くなったことを伝える。
小浜律子(桜田淳子)が亡くなったことを知ると、小浜は涙を流した。
墓参り
梅木かをる(沢口靖子)は、梅木の墓参りに出かけた。
墓参りが終わり後ろを振り返ると、かをるはびっくりする。
なんと吉武惣吉(川野太郎)が立っていたのだ。
宣言
梅木の墓前に手を合わせた惣吉は立ち上がり、梅木に変わって自分がかをるを幸せにすると宣言した。
しかし、かをるは、梅木健作(柴田恭兵)が死んだから惣吉に戻るなんて虫が良すぎると拒否する。
それでも梅木は許してくれると話すが、坂東久兵衛(津川雅彦)の意思を引き継ぎ、坂東英一郎(鷲生功)を支えなければいけないと固い決意を示した。
かをるの意思が固いことを悟った惣吉は、その場を去る。
吉武家
吉武家に戻った惣吉は、ダメだったことをとねたちに話す。
吉武とね(草笛光子)が諦めるのかと聞くと、惣吉は諦めるつもりはないと答えた。
入兆
その頃入兆では、英一郎が憤慨していた。
どうして惣吉の元へいかないのかと訴えるが、醤油が生きがいだと話すかをる。
英一郎は、12代目当主として、かをるに退去を命じるが、入兆が軌道に乗るまでここにいると訴えた。
小高い丘
翌日、かをるは小高い丘に立っていた。
かおるは、海を眺めながら、醤油を世界中に伝える夢が叶えられたとき、もう一度惣吉に結婚を申し込んで欲しいと願うのだった。
澪つくし第1週のあらすじを知りたい方は、第1週へ読み進めてください。
朝ドラ「澪つくし」第27週の感想まとめ
こちらは、朝ドラ「澪つくし」第27週の感想まとめです。
ドラマを観た私の個人的な感想かつ独り言ですので、スルーしていただいても結構ですw
また、感想の中にはまだ放送されていない次週のネタバレも含まれている場合もありますので、ご注意ください。
二人とも失う
空襲で負傷した久兵衛とるい。
最初分からなかったですが、るいはすでに亡くなっていたんですね。
ただ、眠りについてとねが見守っていると思っていましたが、二人の死んだというナレーションで初めて、るいも亡くなったと知りました。
そして、久兵衛との最後の別れも涙ですね。
最初は、かをるに対して妾の子として後ろ指さされて嫌な思いをさせてすまなかったと謝っていました。
これは久兵衛がこれまで口にはしてこなかったけど、かをるがそう感じて生きてきたのではないかと、ずっと心苦しかったんだと思います。
そして、もう一人の娘・律子。
あれだけ喧嘩をしていた律子のことを最後まで愛していたんだと感じたシーンでした。
集合
久兵衛とるいがなくなり、みんな集まってきました。
清次とハマは入兆側の人間なので、知らせてとんでくるのは、分かりますが、とねまでやってきましたね。
どうやって知ったのかは、分かりませんが、吉武家で一家を預かろうと懐の深さは相変わらずですね。
おそらく、とねの中では、いつまでも義娘なんでしょうね。
その好意に甘えて、子供たちだけ預かってしまいましたが、一人残されると余計悲しみが増すよ!と思っていたら案の定でした。
夜、一人になれば涙も流すというものです。
今週最初がこれだと悲しい出来事が立て続けに起こりそうで、ちょっと怖い感じがします、、、
終戦
ついに、戦争が終わりました。
つらい時間が終わったと同時に、始まりの時間でもあります。
戦争が終わって、息子たちを迎えに行くかをる。
そこで、梅木のことは諦めていると話しましたが、そんな感じでいくの?って思っちゃいました。
これまで、「こうあるべきだ」とまっすぐに生きてきたのに、ここにきて自分の弱さをさらけ出しますか?
人間なので弱い自分をさらけ出しても当然ですが、愛よりも仁義を貫くような女性だったので、最後までしっかりしているものと思っていて意外でした。
それとは対照的に、あきらめていない!!!と話していたのがとねさん。
一度は、息子が死んだと悲観して時期があっただけに、二度同じ思いをしたくない気持ちもあいまってか、あきらめん!って強気でしたね。
律子帰還!
今日の朗報はなんといっても律子の帰還!
フィリピンから帰還してきた人たちの話で、ほとんどが戦死したという話で、絶望的な感じでしたが、ひとまず律子が無事帰ってこれてよかったです。
ただ、久兵衛が亡くなったことを知ったときの顔。
あんなに喧嘩をして、最後はお互い別れ、再会を心待ちにしていたのに、ショックだったでしょうね。
あとは、英一郎、梅木、惣吉の安否がどうなるか。
全員帰還なら万々歳ですが、あと4日。
どうまとめあげるのか見ものです。
千代と同じ
律子が満州から日本に帰ってきましたが、まさかの肺結核。
母・千代も結核で、若くしてこの世を去りましたが、まさか娘の律子まで結核にかかるとは!
結核は遺伝なのか調べてみたのですが、正直よく分かりませんでした。
朝ドラ「純情きらり」では、桜子が結核にかかり、子供にうつさないために、出産しても会うことができませんでしたが、当時は結核で亡くなる人が多かったようですね。
律子は母親が結核だったことを理由に挙げていましたが、親の死に目にも会えなかったと弱気な様子。
さすがに病気にもなれば、気が弱くなるのは当然ですが、まさか日本に戻ってきて次の回で亡くなるとは、早すぎる展開にちょっと戸惑ってしまいます。
帰還
そして、今日新たな展開の一つが英一郎の帰還です。
まさかの負傷での帰還でしたが、命あってこそなので、無事帰ってこれてよかったです。
もう一度叱られたいと話していましたが、本当に叱られてばっかりでしたね。
それでも親の愛情というものを感じていましたが、本当のあの頃は懐かしいです。
息を引き取る
兄弟3人で色々な話をしたあとに、律子の最後を看取りました。
腹違いということもあり、お互い「さん」付けで呼び合っていたので、どことなく距離がありましたが、まさかそれを律子が気にしていたとは思いませんでした。
前々から律子は弱い人間だと分かっていましたが、最後の最後で自分の本心を告げ、本当の姉妹になりましたね。
ただ、最後に小浜への言葉を言えなかったのは、無念でした。
小浜生還で、律子の最後の言葉を伝えるという流れもあったんでしょうが、最後の言葉を伝えずに、息を引き取った形にしたのは、それはそれで納得した感じです。
不吉な予感
不吉な予感の定番といえば、夢です!!!
しょっぱなからかをるの夢のお話からスタートしました。
夢の中には、亡くなったはずの久兵衛・るい・千代・律子と梅木がいました。
これはもう俗に言う三途の川みたいなものですよね?
この瞬間に、あー梅木さん亡くなったんだなと思いました。
かをるがたまに夢を見ることがありましたが、こんなにはっきり死を暗示するシーンは、ありませんでしたね。
深夜
目が覚めると、すぐにその夢の答えがやってきました。
戸を叩く音がしていってみると、そこには栄二が!
すぐに伝えねばという気持ちは分かりますが、そもそも深夜に列車走っていたんでしょうか?
走っていたとしても深夜に家訪ねるのは、ちょっと不謹慎な気もしますが、、、
そして、そのときに伝えられたのが梅木の死。
おそらく、栄二が一人だったという時点で、薄々気づいていたんでしょうが、梅木の死が確定すると、一気に力が抜け崩れ落ちてしまいました。
この瞬間、未亡人は嫌!といっていたあのシーンを思い出してしまいましたよ。
最期の話
そして、梅木の最後を聞く面々。
アミが自分だけ逃げてきたのか!って間入ってきましたが、そこはやっぱり男・栄二。
ちゃんと梅木を助けようと戻っていましたね。
ただ、時すでに遅し。
梅木は息を引き取っていました。
そして、手に握られていた手紙も、結局途中で、律子が小浜に最期の言葉を残そうとしていたように、何も伝えられない。
二日続けての「死」に当時の残酷さを垣間見た瞬間でした。
現実でも同じようなことはいくらでもあったと思うと、二度と戦争は起きて欲しくないと心から思いますよね。
世界がずっと平和でありますように。
生還
二日続けての「死」にちょっと憂鬱になっていましたが、なんとまさかの惣吉生還!
この流れで最期は締めくくるのかとちょっと予想通りな感じになりましたが、かをるもかなり複雑な気持ちになっていたようですね。
そりゃ夫の梅木が亡くなったことで悲しみは大きいですが、惣吉が生きていたこともまたうれしかったはずです。
うれしさと悲しさが入り混じる中、もしも惣吉がやってきたら、どう接すればよいか分からないのが本音だと思います。
おそらく、そのときに梅木の死についても話はするでしょうし、同情されることも目に見えていますので、今は会いたくないというのが正直な気持ちかもしれませんね。
前を向き始めた!
戦争も終わり、入兆では前を向き始めましたね。
久兵衛が死ぬ間際まで拘っていた入兆300年の式典も無事開催することができました。
英一郎も当主として立派な挨拶で、ちょっと母親のような気持ちで涙涙です。
小畑兵造さんも参列して、挨拶をしていましたが、まさかのボケ老人w
和んだ感じでそれはそれでよかったですが、久兵衛がいきなりボケたシーンがありましたら、あのあたりから急激に時代が進んだような錯覚を覚えましたね。
そして、ハマももちろんその式典には参加しており、惣吉の話に!
かをるは梅木の妻だから会う気はないと言っていましたが、ちょっと意固地のような気がしますよね。
ようは、同情されたくないから会いたくないということでしょ?
惣吉が無事生還したことは、素直に喜んであげればいいのにとちょっと感じました。
なんせ、相手はかをるの幸せを願って自ら身を引いたんですから、、、
回収
そして、最後に気になった人が回収されました。
それは、満州にいっていた小浜。
これで、気になる人は全部回収できた形ですが、妻が亡くなったと知って涙を流すのは分かりますが、胴上げいりますか?
空元気の慰めですが、小浜の無念は伝わりましたけど、、
以上が、朝ドラ「澪つくし」第27週目のあらすじのネタバレと感想まとめでした。。
朝ドラファンの皆さんのコメント!