こちらでは、朝ドラ「純情きらり」第20週(96話~100話)のあらすじのネタバレと感想をまとめています。
純情きらりの第19週「ショパンよ母に届け」では、病気を患い先が長くないことを知ったかねは、桜子を山長に縛り付けたくない想いから、縁を切るかのように冷たく接するストーリーでした。
純情きらりの第20週「来ぬ春を待ちわびて」では、山長の後継者を桜子に任せると遺言を残したかねが息を引き取る。桜子が山長の女将になるが、タネとの女将の座を争って対立することになるも、最後は山長のことを考え女将を辞退するストーリーです。
2006年8月14日(月)~8月19日(金)放送
第20週サブタイトル『来ぬ春を待ちわびて』
朝ドラ『純情きらり』第20週のネタバレあらすじ
こちらでは、朝ドラ『純情きらり』第20週の放送されたストーリーから、ネタバレあらすじをまとめています。
第20週の各話ごとの詳細ネタバレあらすじを知りたい方は、こちらからご確認ください。
放送回 | 放送日 |
---|---|
第115話「女将の小さな夢」 | 8月14日(月) |
第116話「大雨による店の危機」 | 8月15日(火) |
第117話「かね死す」 | 8月16日(水) |
第118話「山長から身を引く」 | 8月17日(木) |
第119話「みんな焼いちまうか!」 | 8月18日(金) |
第120話「上京する桜子と磯」 | 8月19日(土) |
散財
昭和18年12月の年の暮れ。
芸者を呼んで散財している松浦夫妻に、店の金を無駄なことに使わないでほしいとお願いする有森桜子(宮﨑あおい)。
タネが、帳場から降ろされて暇で困っていると皮肉を言うと、嫌味は姉・松井かね(戸田恵子)にもおよび、色気がないとかモテたことがないとか口にする始末。
それをちょうど聞いていたかねは、芸者遊びを禁止にさせた。
ドレス
座敷で二人で話す桜子とかね。
かねは、松浦タネ(秋山菜津子)に嫌味を言われたことに腹を立てていた。
タネは洋服が似合って、若い頃派手な男とよく逢引きしていたといい、自分も一度でいいからドレスというものを着てみたかったと口にする。
その話を聞いた桜子は、後日、磯にかねのドレスを作ってもらえないかと相談にいく。
有森磯(室井滋)は、二つ返事で協力してくれることになった。
お披露目
桜子も手伝いながら、ついに完成したドレス。
早速かねに見せると、戸惑いながらも嬉しそうにドレスを着てみる。
鏡の前で上機嫌にしていると、そこへタネがやってきて、自分たちには遊ぶ金を渋って、自分だけ贅沢してどういう了見だと訴えた。
桜子が、自分のお給料から支払ったもので、お店には一緒に迷惑をかけていないと話す。
しかし、その言い振りに癇に障ったタネが、桜子を叱責すると、かねが口を挟み姉妹喧嘩をし始める。
しまいには、タネが山長から出て行くといい、去り際に相変わらず洋服が似合わないと、捨て台詞を吐いて出ていった。
写真
自分が出過ぎた真似をして、姉妹喧嘩になったことを謝罪する桜子。
かねは、分かり合えない姉妹もいるといい、私にはあなたがいるからさびしくないと答えた。
そして、せっかくだから写真を撮ろうを提案し、二人で写真を撮った。
勇太郎の出征
昭和19年9月。
東京では、勇太郎が出征することとなり、笛子たちと別れを惜しんでいた。
杉笛子(寺島しのぶ)が勇太郎の本分は有森家を継ぐことだというと、勇太郎は軍人としてたとえ死んだとしても自分の本分を全うする考えだと伝える。
それを聞いていた有森杏子(井川遥)は、死ぬということが、残された家族に、どれだけ辛い思いをするのか分かってほしいと訴えた。
すると、杉冬吾(西島秀俊)が、大学で何を研究していたのかを聞く。
重力の研究をしていると答えると、自分の絵と同じで何をしているかさっぱり分からない。
つまりは、長い時間かけてやっと人に分かるような仕事なんだから、長生きしたほうが得だと勇太郎の身を案じた。
帰郷
勇太郎は岡崎に帰郷した。
有森桜子(宮﨑あおい)が帰ってくると、勇太郎は一人物理の本を読んでいた。
勇太郎は、冬吾に言われた話を引き合いに、もう少し時間があったらと思ってしまうと未練を口にする。
台風
ある日の夜。
桜子のもとに野木山がやってきて、大雨で店が大変なことになってると話す。
店にいってみると、 大雨でトラックが横転して、売り物が濡れてしまっていたのだ。
すぐに売らないと大損になると答える仙吉。
桜子は、買ってくれそうな所に掛け合ってみると電話をかける。
すると、 以前取引をしてくれたお店が買い取ってくれることになり、なんとかその場をしのいだ。
旅立ちの日
勇太郎が旅立つ日の朝。
勇太郎は松井かね(戸田恵子)に呼ばれて、山長にいくと、腹巻をプレゼントされる。
それは松井達彦(福士誠治)のセーターを編みなおしたもので、絶対弾に当たらないように願いを込めたと話す。
勇太郎は感謝の言葉を口にし、旅立っていった。
倒れる
昭和20年2月。
桜子はかねに食べさせようと、鹿の子寄せを持ってきた。
おいしそうに全部平らげてしまったかね。
その様子に、病気もけろっと治ってしまうような気がすると従業員と話をし、座敷に戻ると、かねが苦しそうにしていた。
宣告
有森桜子(宮﨑あおい)が、座敷にいくとかねが苦しんでいた。
すぐに医者を呼ぶと、医者からはいつ何があってもおかしくないから覚悟しておいた方がいいと告げられる。
かねのもとに戻ると、婚約祝いの時に松井達彦(福士誠治)と連弾していた曲を弾いてほしいとお願いされる。
桜子は、松井かね(戸田恵子)の願いに応え、ピアノを弾き始めた。
それを聴いていたかねは、涙を流しながら、達彦と別れた日のことを思い出す。
店を守りたい
ピアノを聴き終わったかねは、死期を悟ったようにもうすぐ死ぬと話す。
そんな気弱なことを言わないで欲しいという桜子に、自分が死んだらどうしたいのか訊ねた。
すると桜子は、女将を継ぎ、この店をずっと守っていきたいと答えた。
その言葉を聞いたかねは、ある決意をする。
遺言
かねは、桜子、松浦タネ(秋山菜津子)、仙吉、野木山の4人を呼び出す。
その場、自分が死んだ後は、店を桜子にまかせ、店以外の財産は全てタネに譲ると話した。
そして、今後一切店の経営には関わらないよう、念書に一筆入れさせた。
最後の夜
その夜、かねと話をする桜子。
ピアノを弾いてる時に達彦に会ったといい、迎えに来たんだろうと話す。
桜子は、達彦は生きていると信じていると話すと、かねは達彦の代わりに達彦のことは忘れて自由に生きて欲しいと訴えた。
そして、感謝を伝え、最後に歌を歌ってほしいとお願いする。
桜子は蚊の泣くような声で歌い、かねはその声を聴きながら、この世を去った。
葬式
昭和20年の春。
松井かね(戸田恵子)は静かに息を引き取った。
有森桜子(宮﨑あおい)が、葬式の準備をしていると松浦夫婦がやってきて、喪主は私たちがやると主張し、金庫の鍵を渡すよう要求してきた。
心無い言葉を言われた桜子は、金庫の鍵を渡し、葬式の準備を任せることにした。
従業員をクビ
その夜、有森家に山長の従業員がやってきて、松浦夫婦が従業員を半分にすると言い出したと訴える。
すぐに山長に向かった桜子は、松浦夫婦に、かねの遺言で店を任された以上、従業員を守る義務があると主張した。
そして、野木山も念書があると突っぱねようとするが、金庫から念書がなくなっていることに気づく。
松浦夫婦が金庫を開けたときに、抜き取っていたのだ。
そんなやり取りを見ていた仙吉は、松浦夫婦が当主になることは認めないと訴え、皆それに同調し、当主問題に発展した。
当主問題
それから数日後。
野木山が、山長のごたごたで配給の差し止めを受けそうだと、桜子に相談してきた。
桜子は、松浦タネ(秋山菜津子)を呼び出し、山長を大切に思っていることを話し、店を潰したくない気持ちは同じではないかと訴える。
その訴えに、タネは何も言わずに、かねの念書を桜子に手渡した。
店の存続
念書を手渡された桜子は、従業員を集め、店を存続させるために、自ら身を引くことを伝える。
その条件として、従業員を解雇させないことと、店の舵取りは仙吉と野木山に任せることを松浦夫婦に約束させた。
そして、桜子は、謝罪と感謝の言葉を口にし、山長を去った。
花嫁衣裳
その夜、仙吉が有森家にやってきた。
仙吉は、女将から預かったものがあると言い、桜子のために新調していた花嫁衣裳と手紙を渡す。
その手紙には、生まれ変わって、もう一花、美しい人生の花を咲かせてほしいと綴られていた。
有森家
山長を去った桜子を心配して様子を見に来た沖田徳治郎(八名信夫)と有森磯(室井滋)。
有森桜子(宮﨑あおい)は、しばらく一人にしてほしいと訴える。
それから数日、たった一人で過ごしていると、そこへひょっこり杉冬吾(西島秀俊)が現れた。
冬吾は、何を目的に来たのか言わずに、数日有森家で過ごす。
そして、有森家に届いた杉笛子(寺島しのぶ)のハガキで、東京に呼び寄せるために冬吾を岡崎にやったことを知る桜子。
音楽
ハガキが来たことを冬吾に渡すため、ピアノの部屋にやってきた桜子。
冬吾は、埃まみれのピアノを見て、もう弾いていないのかと聞く。
松井達彦(福士誠治)に音楽を忘れるなと言われたんじゃないかというと、弾く気になれないと答えた。
そして、周りの人たちからは、自分の人生はこれからだと励まされるが、無責任な言葉に憤り、自分の人生がどこにあるのかと訴えた。
楽譜
もう音楽なんてやりたくないという桜子の言葉に、冬吾が、すべて焼いてしまおうと無理やり楽譜を持って川へ向かう。
そこで、楽譜に灯をつけて、川に捨ててしまった。
桜子は川へ飛び込み、捨てられた楽譜を拾い集める。
どうしてひどいことをするのかと冬吾を責めると、自分の人生はどこにあるのかと桜子の言葉を借りて、自分の人生はここにあるだろと伝えた。
東京
冬吾の言葉に、私には音楽があるといい、東京にいくことを決意した桜子。
冬吾は翌日東京に戻り、桜子は、身の回りの整理をしてから東京へいくと約束した
東京
杉冬吾(西島秀俊)が東京に戻った翌日のこと。
有森桜子(宮﨑あおい)は、ラジオで東京が大空襲を受けたことを知る。
すぐに荷物をまとめ、東京へ向かおうとしていた時に、徳次郎と有森磯(室井滋)がやってきて、磯も東京にいくという。
東京へ着くと、想像を超える惨状が広がっていた。
マロニエ荘
すぐにマロニエ荘に向かった二人。
なんとか建物は残っており、杉笛子(寺島しのぶ)たちは無事だったが、冬吾と和之とは、はぐれたと聞かされる。
二人が行方不明だと知った桜子と磯は、急いで外へ探しに出て行った。
見つからない
桜子は、有森杏子(井川遥)が働く病院へ行き、もしも冬吾と和之が病院に運ばれきたら、知らせて欲しいとお願いした。
一方、磯は、夕方頃にマロニエ荘戻ってきたが、いくら探しても見つからなかったと話す。
街の惨状を目の当たりにした磯は、和之はもう駄目かもしれないと肩を落とした。
そんな磯を見て、笛子は何も声をかけてあげられなかった。
夜
病院を出てから、夜遅くまで探し続けていた桜子は、ついに建物に挟まっている冬吾を見つける。
助けようとするが、建物が崩れそうになると、「ここから離れろ!」と冬吾が声を大にする。
もうおしまいだと話す冬吾に、自分には生きろといったくせにと焚きつける。
そして、もう大事な人に死なれたくないといい、私のために生きてと訴えた。
純情きらり第21週のあらすじを知りたい方は、第21週『生きる歓(よろこ)び』へ読み進めてください。
朝ドラ「純情きらり」第20週の感想まとめ
こちらは、朝ドラ「純情きらり」第20週の感想まとめです。
ドラマを観た私の個人的な感想かつ独り言ですので、スルーしていただいても結構ですw
また、感想の中にはまだ放送されていない次週のネタバレも含まれている場合もありますので、ご注意ください。
音曲を止められた瞬間の六角さんの顔
桜子が再び山長で店のこと、かねのことに精を出す115話。
突っ込みどころ満載の115話とも言えます。。。
桜子に店のしきりを取られてしまった腹いせに、芸者遊びをするタネ夫婦。
怒った桜子に音曲を止められた瞬間の六角精児さん演じる利雄の顔が笑えます。
本当にアホッぽい顔で、え!止められた?みたいな感じが絶妙です。。。
その先で、かねさんが昔を思い出し、タネさんが若いころ見栄えのする男性とよく逢引してたと語ってますが、
どうやら面食いのタネさん、なんで結婚した相手が利雄なの?
と、六角さんには申し訳ないけど思っちゃいました!
華やかな呉服屋の息子だったからですかね、結婚相手はお金持ちと!
腹黒いタネさんらしいです、、、
久しぶりの達彦パパ
かねさんが、昔を思い出を桜子に語るシーン。
タネさんが見栄えのする男と付き合っていたのに対し、自分の隣には、”塗り壁が着物着たようなあのお父さん”。
うわ~、久しぶりに話題に出てきた拓司さん、相変わらずのひどい言われようです、、、
たしかに拓司さんは、芸者さんと遊んでのほほんとしていましたが、東京で達彦に自分の夢を語るところはかっこよかったですよ?
まぁ、拓司さんですから、船乗りに乗りたいという夢に対して船酔いしてなれなかったというオチ付きでしたが、息子を応援する気持ちはすごく伝わりました。
そんな拓司さんのことを塗り壁っていってましたが、利雄もどうかと思いますよって感じですよね。。。
利雄は人格が、、、。一方で拓司さんは、とってもいい人でした。
息子の達彦にも愛情深く、気の強い妻・かねさんのことも優しく見守ってました。
結婚するなら拓司さんのほうが幸せですよね!
何のコント!
かねさんに内緒でドレスを作る計画を立てた桜子と磯。
しかし、ドレスを作るには採寸が必要で、かねにさとられないないよう採寸をする方法はないか、、、
考えた末の作戦が、、、すごかった。
なんのコントを見せられてるのかと思っちゃいました。。。
シリアスな場面が多かった最近の「純情きらり」だったけど、ここにきて、かなりの御ふざけシーンでしたね、、、
あれで気づかないほうがおかしいだろって話ですけど!
冬吾の優しい言葉
とうとう出征が決まった勇太郎さん。
死ぬ覚悟で戦地に向かうという血気盛んな勇太郎に、杏子も笛子も命を大切にしてほしいと訴えてましたね。
笛子にせっ突かれ、冬吾が言った言葉が印象的でした。
物理の研究も絵を描くことも、他の人にはわけがわからないが、長い年月を経てやっと理解してもらえる。
だったら、長生きしてやり続けなければ損である・・・。
「何が何でも生きて帰って来い!」とか直球を投げず、ちょっと拍子抜けするような優しい表現で物を語る冬吾。
かえってじーんときます、、、。
だからこそ、勇太郎の心にも誰の言葉よりも響いたのではないでしょうか、、、
あと、これが死亡フラグにならなければいいですよね。
まさか、達彦も亡くなって、勇太郎も亡くなるような自体になるとは思いませんが、どちらか一人が亡くなるという話は十分ありえる話です。
本一冊転写!
戦地には物理の本を持ち込めないと知り、勇太郎のために本を紙に書き写すと言い出す桜子。
「マジで、、、」って突っ込んだ方、多いはず。
本一冊書き写すって、相当大変だし、しかもドイツ語。
今なら夜中でもコンビに走ってコピーできます。ほんと便利な世の中になったもんです。
でも出征する弟のために自分がしてやれることがあったと、張り切って転写する桜子。
勇ちゃんにとっても一生捨てることのできない宝物となったでしょう。。。
ただね、美談は美談でいいんだけど、正直軍隊入ったら見る暇あるのかな?
自由時間はあると思うけど、そこまで一生懸命勉強できる環境なのかが気になる。
勇ちゃん無事に帰ってきて!
達彦のセーターを解いて編み直し、勇太郎に腹巻を作ってくれました。
かねさん、編み物ができたんですね、、、お店の女将業一筋で、こんなお母さん的なことをするイメージがなかったのですが、、、
昔の女の人は、今より誰でも一通り裁縫や料理ができたんでしょうね。
勇太郎の出征を聞き、達彦を思い出すかねさん。
母として、よその息子さんの出征も人事とは思えない気持ち、よくわかります、、、
まだ本当なら大学生で勉学に励んでいた勇ちゃん。
桜子に見送られながら旅立つ姿は、まだ幼さが残り、胸が痛みました、、、無事に帰ってきてね。
フラグ
思い出の鹿の子寄せをかねに食べさせると、珍しく食べ切りましたね。
珍しいことはフラグが立つことを意味することが多いですが、今回もフラグだったようです。
しかもかねの最期を看取るときが来るとは、せめて達彦が帰って来る時まで長生きしてほしかったと願っていましたが、無常ですね、、、
戦争がなかったら
かねは、戦争がなかったら、孫が生まれてたかなと話しましたが、本当に戦争がなかったらそんな未来が待っていたかもしれません。
自分が年老いた時の将来ってみんな同じですよね?
私も子供が結婚して、孫が生まれて、孫の世話をしながら幸せな人生を送れたらなといつも思いますが、将来のことは誰にも分からないので、本当は今の幸せを1日1日噛み締めないといけないんですよね。
戦争がない今の世の中は、当時に比べると平和で幸せな世の中ですが、当たり前のように暮らしているのが現状で、もっと感謝しないといけないなと感じた朝ドラ「純情きらり」 117話でした。
ピアノ
女将さんのためにピアノを弾く桜子。
ピアノの音色で達彦さんを思い出すと思いきや亡霊!?
いや、亡霊ではないですよね。
幽霊なんだろうか、生き霊なんだろうか、幻なんだろうか、どの言葉を使えばいいか戸惑いますが、お迎えが来たような感じでちょっと嫌でした。
しかも、心の中で達彦連れて行かないで!と思わず叫んでしまいましたよ、、、
呼び捨て
初めて「桜子」と呼び捨てにしたかねさん。
お店に残りたい、お店を守りたいと訴える桜子を初めて呼び捨てしたということは、ホンモノの娘になった証拠ですよね。
遺産の権利
もめないように皆に宣言しましたが、この期に及んでタネさん、まだ遺産の権利とか言う?
山長の経営に一切関わらないと一札入れさせたのは、ナイスな判断ですが、家にあるもの全部あげるって、金額的にどっちが多いんだろう?
それと、結婚しないで跡を継ぐってことは相続というより贈与になるのかな?
当時の法律がどうなっていたのかちょっとわかりませんが、相続税や贈与税ってどうなってんのか気になるところですw
最期の言葉
達彦を待つという桜子に 「達彦は自由で明るいあんたが好きなんだ。達彦のことは忘れて自由にして頂戴」 というシーン。
山長は預けるけど、達彦の影には縛られないでほしいというカネの気持ちですよね。
最期の最期で本当にいい人だったんだなと感じるワンシーンでした。
未亡人
ついにかねが亡くなってしまいましたが、桜子が結婚しなかったことが心残りといっていましたね。
なんだか、これまでの彼女とは違い、大人になったなぁと感じたシーンでした。
それにじいちゃんの気持ちも良くわかる。
そりゃ、孫の幸せを願ってるんだから当然ですよね。
心にひっかかるものがあっても、孫の意思を尊重してあげられるところは、本当に涙涙ですよ。
葬儀
葬儀の準備に現れたタネ。
やばすぎでしょうこの夫婦!
夫は、まだ血の繋がっていない他人なので、そこまでの悲しみはないかもしれませんが、タネさん、あなたのお姉さんが亡くなったんですよ?
そりゃ、喧嘩をすることもあるでしょうが、悲しみよりも財産のほうがはるかに大切ってことですか!?
もうそんなんじゃ人として終わっていますよ。
さすがにあの態度は、SNSでもやばいぞこの人たちって感じでした。
その中でも印象に残った言葉は「桜子以上に空気読めない出しゃばり妹」
桜子が出しゃばっていた昔のことを忘れていましたが、そういえば、かなり出しゃばって空回りしていたなと記憶がよみがえりました。
桜子成長したんだなと感じたのもそこかもしれません。
管理
朝ドラ「純情きらり」118話で、タネ夫婦の卑しさが際立ちましたが、その中で一つ突っ込むところがあります。
大事な念書はしっかり管理しとけよ!野木山さん!
せっかく揉めないようにかねが最期の仕事として念書書かせたのに、ややこしくしたのはあなたでしょ!
金庫の鍵を渡すと言うことは、念書を自由に取り出せると思わなかったんでしょうか?
あそこだけは、突っ込みどろこ満載ポイントでしたよw
じいちゃんの言葉
念書を取られたせいで、跡継ぎ騒動に発展しましたが、最期はじいちゃんの言葉がかなり効きましたね。
「山長の跡取りが産めるか」
やっぱり継いで行くと言うことは、こういうことですよね。
何代も続いている由緒ある家柄ですから、余計に血筋を気にしますし、じいちゃんの言っていることが正論すぎて、ぐうの音も出ない。
最期は、念書戻ってきても自分自身で決意して山長を去ったのは、正解だったと思います。
ただ、皆の前で「達彦さんは死にました」という言葉は聞きたくなかったです。
せめて、彼女だけは最期まで生きていると信じて欲しかったのが正直なところ。
というのも先のネタバレになりますが、生きて帰ってきますから、、、
ハガキじゃばれるに決まってる
山長を去り、空虚な気持ちをたった一人で抱えていた桜子の元に、ひょっこり冬吾が現れた119話。
何のために東京からわざわざやってきたのか?
いぶかしがる桜子の問いにも、のらりくらりと誤魔化すところが冬吾らしいですよね。
桜子のことが心配で冬吾を岡崎に行かせたのに、何の連絡もないことに業を煮やした笛子。
「桜子はどうなんよ!」って、ハガキで送ったら桜子に見られるに決まってるのに!って思いましたが、、、
ここで、冬吾がやってきた理由を知って、桜子が逆ギレする展開にもってくるためには、ハガキでばれちゃう必要があったわけですが、、、
でも、笛子は冬吾じゃ埒が明かない!と思い、わざと桜子にばれるように封書じ ゃなくてハガキにしたのかも知れないですね。
桜子の怒り
「忘れろ、お前の人生はこれからだ。」
じいちゃんや磯おばさん、かねさんまでそう言って桜子を励まそうとしますが、その言葉に苛立ちと怒りを覚える桜子。
「無責任だ!私の人生をなんだと思ってるの!」と思う桜子の気持ちは、もっともだと感じました。
おそらく若い世代は桜子の気持ちに共感するでしょう。
でも、じいちゃんや磯おばさんの「まだ若いんだからこれからよ!」という言葉。
決して簡単に口にしているわけではないことは、桜子も年をとってみて初めてわかるのではないでしょうか?
長い人生をすでに過ごてきた年長者には、どんなにつらいことでも、その先に必ず幸せな時があると熟知しています。
生い先が短いからこそ、つらいことをいつまでも引きずっていては、人生がもったいないと思えるからですよね。
どちらにしても、心配してくれる人がたくさんいる桜子ちゃんは、幸せ者だと思います。
冬吾の荒療治?
自暴自棄になっている桜子に目を覚まさせるために、大切な楽譜をわざと燃やす冬吾。
かなりの荒療治でしたね、、、。
「お前は強い強いおなごだ。俺はわかってる・・・」
桜子を両手を握り、熱い熱いまなざしで見つめる冬吾。
これは、、、「惚れてまうやろ、、、」と思ってたら、
あら、あらあらあら、、、冬吾の胸にうずくまって泣く桜子。
なんだか、このときの二人の様子って、妹と義兄の関係以上の空気が漂っていますよね。
冬吾に色気がありすぎるから?
また東京?
冬吾のおかげで気をとりなおし、再び音楽を始めるために東京へ行くことを決意した桜子。
「また東京?」と思ってしまいましたが、、、
朝ドラは長いので、場面展開も多いのは当たり前だけど、何かあるたびに東京に行き、、、
「やっぱ帰るわ!」って岡崎に戻ったり、何とも忙しい。
「私の人生はどこにある?」って、こっちが聞きたいわ!
と、思わず突っ込んでしまった119話でした。
野木山さんの罪滅ぼし
東京で大規模な空襲があったと聞き、家族を心配する桜子と磯さんが、東京に向かおうとします。
この時代、公用でなければ東京行きの列車にも乗れなかったなんて驚きです。
桜子に頼まれ、山長の公用として切符を手配してくれるという野木山さん!
公用として別枠で切符なんて手に入るんですねー。
切符手に入れるときに、理由とか聞かれたりしないのかな?
東京に行くための手段として描かれた部分ですが、具体的にどのような手続きをとったのかが、ちょっと気になりました。
それと、これは、いつぞやのブランデー一杯で桜子を裏切った罪滅ぼしだったかもしれませんね。
あの時の裏切りはちょっといただけませんでしたが、今回の件で少しでも罪滅ぼしができるかもしれないと思ったのかもしれません。
八州治コーデ
大空襲のなか、かろうじて無事だったマロニエ荘。
桜子たちが訪ねていくと、奥から八州治さんが現れました!
八州治さん、国民服着てる!とちょっと驚き、、、
芸術家といえども、国民がみな同じ服を着なければいけない時代があったなんて、今の日本では信じられないですよね。
でも八州治さん、国民服にキャスケットをかぶるというコーディネート。
こんなことしてた人、当時いたんですかね、、、なんだかすごく斬新な感じがしました!
当初からあんな感じの服装でしたが、東京はかなり近代的だっということでしょうか?
どんなときでも芸術家としてのこだわりを捨てない八州治さんの芯の強さを感じましたw
芸術家魂
空襲で燃えさかる町に、止めるのも聞かず、スケッチに飛び出していった冬吾。
芸術家魂に火がついたみたいですね、、、
逃げる最中、自分の絵を抱えていた笛子には、そんなもの捨てて置けと言っていましたが。
冬吾にとって今までも、描き上げた絵にはあまり執着がないようで、描いている仮定が大切なように思えます。
描きたい!と思ったときのパッションが想像もできないほど熱いものなのでしょうね。
強くなった杏ねえちゃん
救護所で次々に運ばれてくる負傷者を手当てする杏子に、身内の心配を訴える桜子。
しかし、忙しくて桜子にかまってられない杏子の態度はそっけないものでした。
二人の気持ちの温度差が現れていた場面でしたね。
身内の心配に流されず、仕事に徹する杏子は、プロ中のプロですね。。。
最初に嫁いだ河原のパワハラにおびえていたころが想像できないくらい、強い女性になった杏子さんです。
以上が、朝ドラ「純情きらり」第20週目のあらすじのネタバレと感想まとめでした。
朝ドラファンの皆さんのコメント!