こちらでは、朝ドラ「純情きらり」第16週(76話~80話)のあらすじのネタバレと感想をまとめています。
純情きらりの第15週「別れのコンチェルト」では、入営していた達彦がついに出征することになったと知らせを受け、1日だけ山長に戻ることになった。しかし、海軍省との交渉のために東京に向かっていた桜子が急いで帰りる山長には達彦の姿はない。いそいで駅に向かった桜子は達彦と再会し、少しの時間言葉を交わすストーリーでした。
純情きらりの第16週「磯おばさんの秘密」では、マロニエ荘で第2子の出産した笛子のもとへ磯が駆けつけた。そこで、かつて愛人との間にもうけた息子・和之と再会するストーリーです。
2006年7月17日(月)~7月22日(金)放送
第16週サブタイトル『磯おばさんの秘密』
朝ドラ『純情きらり』第16週のネタバレあらすじ
こちらでは、朝ドラ『純情きらり』第16週の放送されたストーリーから、ネタバレあらすじをまとめています。
第16週の各話ごとの詳細ネタバレあらすじを知りたい方は、こちらからご確認ください。
放送回 | 放送日 |
---|---|
第91話「再び東京へ」 | 7月17日(月) |
第92話「笛子産気づく」 | 7月18日(火) |
第93話「亨の誕生」 | 7月19日(水) |
第94話「磯の告白」 | 7月20日(木) |
第95話「和之の道」 | 7月21日(金) |
第96話「展覧会開催」 | 7月22日(土) |
杏子からの手紙
松井達彦(福士誠治)が出征して一年半後、日本は太平洋戦争に突入し、統制下で物資は急速に不足していた。
そんななか、有森桜子(宮﨑あおい)は、味噌だけでなく醤油も作りながら細々と商売を続ける山長の暖簾を、松井かね(戸田恵子)と共に守っていた。
そんな折、東京の有森杏子(井川遥)から手紙が届く。
東京で看護婦見習いをしながら寮で暮らす杏子は、もうすぐ正看護婦になれるという。
勇太郎も帝大生となり日々物理の勉強に励む日々で、元気に暮らしていると言う。
そして、マロニエ荘で杉冬吾(西島秀俊)と娘・寿子と暮らす杉笛子(寺島しのぶ)は、もうすぐ二人目の出産を控えていた。
しかし、臨月の大事な体でありながら、物資不足で栄養も取れず、マロニエ荘に集まる画家たちの世話までし、働き詰めなのだという。
杏子は、そんな姉を心配し、桜子に東京に来て笛子の助けになって欲しいというのだ。
上京
姉の状況が落ち着いたら必ず戻ると約束し、かねに許しを得て東京にやっていた桜子。
しかし、マロニエ荘での笛子を取り巻く状況は、杏子の手紙より深刻だった。
マロニエ荘には、冬吾の立ち上げた「新美術協会」のメンバーの画家たちが集まり、厳しい統制下で活動していた。
夜は酒に酔った画家たちのドンちゃん騒ぎで、まだ幼い寿子が夜泣きし、笛子は寝ることも出来ない始末。
翌朝、酔いつぶれ食い散らかしたサロンを見渡す桜子。
笛子や寿子のために少しでも栄養を付けさせようと、苦労して岡崎から持ってきた食料は、食べつくされていて、愕然とする。
姉や寿子のことを気にかけない冬吾を責め立てる桜子だったが、笛子は冬吾を擁護する。
冬吾を慕い、苦しい生活のなかで芸術活動をする人たちの力になりたいという。
しかし、そう話した後、桜子の目の前で笛子が倒れる。
動揺
杉冬吾(西島秀俊)やマロニエ荘に集まる画家たちのため、働きづめの杉笛子(寺島しのぶ)が倒れる。
医者から、休養と栄養をつけるよう言われるが、岡崎からもってきた食料は画家たちに食べ尽くされてしまった。
有森桜子(宮﨑あおい)は、岡崎にある有森杏子(井川遥)と笛子の着物を売ってお金にしよういう杏子の提案で、磯に着物を送ってもらおうと電話をする。
電話で東京での様子を尋ねる有森磯(室井滋)に、桜子は困窮ぶりを伝えるなか、鮎川和之とう若い画家の話をする。
「鮎川和之」という名前に、動揺する磯。
電話を切った後、懐から一枚の幼子の写真を出した。
今しかない
磯から届いた着物をお金に換えたら、その半分は絵の具を買わせて欲しいと言う笛子。
冬吾や画家たちのことより、お腹の子や幼い寿子のことを考えて欲しい桜子は納得がいかない。
しかし、時局に合った絵を描かなければ絵の具の配給も難しいなか、自分の画風を貫いて描く冬吾の力になりたいのだという。
桜子は冬吾に、絵を描く以外の仕事をするなどして、笛子の負担を減らすよう訴える。
冬吾は、召集され戦地で命を落とせば、二度と絵を描けなくなり、自分には今しかないということをわかって欲しいという。
陣痛が始まる
荒川でスケッチをしていた八州治が警察に捕まったと聞き、警察署に行く冬吾。
その直後、笛子に、予定より二週間早く陣痛が始まってしまう。
近所の産婆はあさってまで留守だといい、急ぎ鮎川に杏子を呼びに行かせる。
しかし、病院の外科で看護士を勤める杏子は、手術中で連絡が取れない。
桜子は、以前杏子が産婆の時に立ち会ったお産の記憶を頼りに、自分が取上げると覚悟を決める。
そんな時、磯が現れる。
破水後はすぐに産まなければ赤ん坊の命が危ないと、到着したばかりの磯と慌ただしくお産の準備を始めるのだった。
亨が生まれる
有森桜子(宮﨑あおい)と有森磯(室井滋)によって、笛子は無事に男の子を出産する。
杉冬吾(西島秀俊)は、「生まれできたことを神様が祝ってくれた」という意味をもつ、「亨」と名付ける。
それを聞いた杉笛子(寺島しのぶ)は、生まれてきた子のためにもいい絵を描いて欲しいと言った。
翌日、磯の手料理で、画家たちや祝いに駆けつけた勇太郎と笛子の出産を祝っていた。
そんな中、守田が、戦争画を描く八州治のことを軍や政府に媚びているといい、喧嘩になる。
戦争画以外、絵の具の配給も儘ならず、生活が立ち行かない現状。
自由に描いても発表する場もなく、鬱屈して画家同士の喧嘩が耐えないのだと八重が言った。
展覧会を開くために
統制下でも、芸術に対する情熱を貫こうとする画家たちやそれを支える笛子に対し、心を動かされた桜子。
展覧会開催の費用に充て欲しいと、笛子が桜子の花嫁衣裳にと残してくれていた着物を差し出す。
笛子は生まれた子のために、冬吾に画家として立派な仕事をさせたいと、着物を受け取った。
次の日から、展覧会開催に意欲を燃やす画家たちは、新作に取り組む準備を始めた。
冬吾を中心とする新美術協会が展覧会を開くという話を聞きつけ、賛同する人がマロニエ荘に日々集まっていた。
この様子を隣組の組長である鈴村士郎が、集会禁止の条例違反ではないかと怪しむが、磯の機転で切り抜ける。
恋?
東京に突然やって来た磯は、何かとマロニエ荘の住人の一人である鮎川和之を気にかけていた。
桜子から、絵の具を買うため、ろくにご飯も食べていないと聞いた磯は、こっそりと弁当を作ったりしていた。
この様子を不思議に思う桜子に、花岡八州治(相島一之)は磯が鮎川に恋心を抱いていると言い驚く。
そのとき、守田が現れ、展覧会は中止せざるを得ないと言い出す。
そして、背後から刑事が踏み込んできて、サロンにある絵を調べ始めた。
戦時下で、冬吾たちのように自由な絵を描く画家たちは、軍や特高警察の標的にされていたのだった。
特高警察の検査
展覧会に向けて絵を準備していると、特高警察がやって来て絵を調べ始める。
そしていくつか絵を見た後に、数枚の戦争画も展示しなければ、展覧会は許可できないと言って、去って行った。
戦争画を展示しなければ、展覧会は中止しなければならない。
この中で戦争画を描けるのは八州治だけだと言う守田。
戦争画を描くことに本意ではなかった花岡八州治(相島一之)は、絶対に戦争画は描かないと部屋を出て行ってしまう。
マロニエ荘
展覧会が暗礁に乗り上げようとしていて、肩を落とす和之を気にかける有森磯(室井滋)。
そんな時、マロニエ荘に和之の父・鮎川周助が訪ねて来た。
和之は、貿易商の父から画家になることを反対され、黙って家を出てきたのだった。
僕は絵が好きなんだ!と訴える息子を無理やり連れ帰ろうとする鮎川。
そこに磯が現れ、驚く鮎川。
告白
周助と磯はどういう関係なのか。
不思議に思っている桜子と笛子に、磯は和之が自分の息子なのだと告白する。
東京で暮らしていた時、すでに妻のいる鮎川と交際していて、子供ができた。
妻の間に子が恵まれなかった鮎川は、磯が産んだ子を取りあげたのだという。
それが和之だった。
杉笛子(寺島しのぶ)は自分の子と引き裂かれるほど辛いことはないと、同情する。
そして有森桜子(宮﨑あおい)から、和之の苦しい暮らしぶりを聞き、居ても立ってもいられず東京に来たのだと、涙ぐみながら話した。
そして、このことは決して和之には黙っていてほしいとお願いした。
示された条件
次の日、鮎川がマロニエ荘に再びやって来た。
軍と内務省につてがあると言う鮎川は、展覧会の開催に協力するという。
ただし、和之の絵は展示せず、今すぐ絵を諦めて家業を継ぐことが条件だと言うのだ。
この話を部屋の外でこっそり聞いていた磯は、帰っていく鮎川を追いかけていった。
見たまま描けばいい
鮎川を追いかけ、和之に絵を続けさせてやって欲しいと言う磯。
有森磯(室井滋)は、彼の幸せを願うからこそ愛する息子を手放したのだと訴える。
そして、展覧会に絵を出させ、息子の笑顔を見ることが出来れば、二度と会わないと約束する。
その頃、和之は冬吾たちに父から出された条件のことを話し、自分が諦めれば良いのだと言った。
杉冬吾(西島秀俊)は、彼ひとりを犠牲にして夢をみようとは思わないと言い、展覧会開催の条件である戦争画を描けないかと八州治に頼む。
戦地の惨状を目の当たりにした経験から、戦争を賛美するような絵は描けないと訴える八州治に、冬吾はありのままを描けばいいと言うのだった。
あんたの絵が好きだ
展覧会を問題なく開くことができる道が、自分のせいで閉ざされたことに、落ち込む和之。
磯は、和之の絵を好きだと言い、堂々といい絵を描きなさいと元気付ける。
翌日、和之は父に絵描きを辞めるつもりはなく、展覧会は自分たちの力で開くと宣言する。
絵描きで成功する人間はほんの少しだと訴える父に、「僕の好きだと言ってくれる人がいる」と言い去って行った。
その様子を見ていた有森桜子(宮﨑あおい)は、鮎川の前に現れ、息子に絵の才能がないという鮎川に、磯が好きだと言った息子の絵をよく見て欲しいと言った。
展覧会にむけ
戦争画を3点出すという条件で、展覧会開催の許可が下りる。
戦争画を描いてくれるかと冬吾に訊かれた花岡八州治(相島一之)は、見たまま描けばいいんだろと力強く答えた。
逮捕覚悟でおもいきり自由な絵を描くと、意気軒昂な画家たち。
展覧会を三ヶ月後に控え、冬吾たちは寝る間も惜しんで描いていた。
桜子も笛子の産後の手伝いをしながら、展覧会に協力していた。
展覧会も間近となったある夜、マロニエ荘に有森杏子(井川遥)も訪れ、姉妹三人集まっていた。
冬吾の絵描きとしての活動を応援するも、子供のことを考えると不安だと打ち明ける笛子。
そんな杉笛子(寺島しのぶ)に、桜子は、自分たちが居るから大丈夫だと元気づけ、姉妹三人の絆を感じた。
展覧会、開催
七月、冬吾たち、新美術協会の展覧会が開かれる日がきた。
開場前に特高警察と内務省の役人が現れ、絵を検閲し始める。
戦争の悲惨さを描いた花岡八州治(相島一之)の戦争画を見て激怒する特高に、ありのままを描いたと精一杯の反抗をする。
桜子たちは固唾をのんで見守っていたが、何とか無事開催することができた。
戦争という暗い時代において、自由な発想で描いた冬吾たちの絵は、好評だった。
和之との別れ
和之の絵を見るため、岡崎からやって来た有森磯(室井滋)は、開場で鮎川に会う。
良い絵だと言うと、あと三年精進して一人前の画家になれるかどうかと言う鮎川。
磯は約束どおり和之には会わずに帰るから、和之に絵描きを続ける機会を与えて欲しいと頼んだ。
会場を後にし、帰ろうとする磯を和之が呼び止める。
磯が来ていることを桜子から聞き追いかけてきた和之は、一枚の絵を渡す。
初めて自分の絵を好きだと言ってくれた磯に、その絵を持っていて欲しいと言う。
そして、展覧会を成功させるため頑張れたのは、おばさんの励ましのおかげだと礼をいい立ち去っていった。
磯の顔にこらえていた涙がこぼれた。
展覧会中止
展覧会二日目、特高警察が会場にのり込んできて、絵を没収し始めた。
冬吾たちの絵が時局にふさわしくないと判断が下り、展覧会は中止となってしまった。
しかし、自分たちの思想を貫き、自由な発想の絵を発表できたことに、冬吾たちは達成感と充実感で満たされていた。
マロニエ荘のサロンで皆が喜び、湧き上がるなか、有森杏子(井川遥)は桜子を人気のない玄関に呼び出す。
杏子が展覧会の間、亨のお守りをするなか、亨の目が良く見えていないことに気がついたというのだ。
亨の目
自分たちのことは気にせず、そろそろ岡崎に戻ったほうがいいと言う杉笛子(寺島しのぶ)。
一日だけ子供たちの面倒を見させて欲しいと頼む有森桜子(宮﨑あおい)。
表向きは、笛子と冬吾に夫婦水入らずの時間を過ごさせるためとしていたが、実は亨を医者に連れていったのだった。
夕方、帰ってきた桜子は、亨の目のことを打ち明ける。
亨の目は、網膜炎の疑いがあり、将来目が見えなくなってしまうかもしれないというのだ。
思いも寄らない桜子の言葉に、愕然とする笛子と杉冬吾(西島秀俊)だった。
純情きらり第17週のあらすじを知りたい方は、第17週『希望は捨てません』へ読み進めてください。
朝ドラ「純情きらり」第16週の感想まとめ
こちらは、朝ドラ「純情きらり」第16週の感想まとめです。
ドラマを観た私の個人的な感想かつ独り言ですので、スルーしていただいても結構ですw
また、感想の中にはまだ放送されていない次週のネタバレも含まれている場合もありますので、ご注意ください。
醤油作り!
とうとう外地にいってしまった坊ちゃん。
それから太平洋戦争が始まり、一年半という年月が過ぎていました。
そして、山長では、なんと味噌だけでなく、醤油までつくりはじめたというではないですか!
これで完全に入兆の敵となってしまいましたね。
脱脂大豆は味噌に使われているようなので、もしかしたらキヨシが騙されて買わされた脱脂大豆がヒントになったのかもしれません。
朝ドラ「澪つくし」でもこの時期は、経営難で苦労していましたが、入兆が手を出さなかったアミノ酸液を使ってるんじゃないかと思います。
一度、男がアミノ酸液を売りに来て門前払いを受けていましたが、多角化を狙って醤油作りを始めたということは、そこまで醤油作りにこだわっていないのではないかと推測できます。
この頃は配給で変なものばかり送られてくると話していましたが、当時の人たちもあんなふうに工夫して乗り切ろうとしたんでしょうかね。
あと、桜子がマロニエ荘についたときに笛子と八重がお酒の配給があると一升瓶を持って出かけましたが、お酒の配給があるんですねw
おそらく飲む用なんでしょうけれども、 お酒まで配給されていたとはびっくりです!
同じ気持ち
杏子からの手紙で、東京に行かせて欲しいとお願いする桜子。
しかし、息子の嫁である自覚があるのかと、逆に説教されてしまいましたが、これまで正月も盆も店のために尽くしてくれたと仙吉と野木山が、喜んで送り出してあげたいとお願いしました。
仙吉の言葉は、十分気持ちを伝えますが、野木山の「実は私も同じ気持ちです!」ってちょっと胡散臭さを感じるのは私だけでしょうか?w
なにかと権力に弱い野木山ですので、かねから厳しい言葉を言われたら、手のひら返してかね側に付くんじゃないかとハラハラしましたが、なにわともかく東京行きが許されて良かったです!
一般旅客列車の切符は入手困難
ナレーションで、当時は軍事目的の輸送が最優先されており、一般旅客列車の切符は入手困難だったと説明がありました。
と言うことは、簡単にほいほいと移動はできなかったということです。
それなのに、朝ドラ「エール」は、瞬間移動のごとく東京から豊橋へ、福島へと行き来したい放題。
しかも瞬間移動で、五郎たちが何度も東京にきていたのは、現実味がありませんでした。
当時としては、行き来も難しかったということなので、違和感を覚えたのは、間違いなかったようですw
理解していないのは誰?
笛ねえのために、持ってきた食材がすべて冬吾たちに食べられてしまって激怒する桜子。
そこへ、笛ねえがやってきて、それぞれの事情を説明して、その中でも一生懸命絵を描いていると訴えました。
さてこの中で一番理解していないのは誰でしょうか?
今回はさすがに桜子だけが悪いというようなことは言えないシーンでした。
彼女は身重の姉のためにもって、わざわざ岡崎から持ってきた食材ですから、勝手に食べられたとなれば怒るしかありません。
ただ、そのことをちゃんと皆に伝えていたかどうかで変わってきます。
何も伝えず食材をぽんと置いておけば、それはみんなにお土産と思われても仕方ないことだし、持って来た人が桜子だと知らなければ、家にもともとあったものを食べたということになります。
もしかしたら自分たちが宴会のために用意してくれたと思ったのかもしれません。
持ち主が桜子にある以上、どうこう言えるのは彼女だけですが、笛ねえに、あそこまで言われたら何も言えないですね。
どうしたらいい?
笛子が倒れて、医者に働きすぎて貧血を起こしたと説明されていましたが、それに対して「どうしたらいいんですか?」って普通分かりません?
病気ではなく、働きすぎで貧血起こしたんだといってるんだから、働かせないように休養をとることが大事でしょ!
それと、冬吾のすまなかった発言。
仲間のことばかりに気がいって、妻には気が回らなかったってどういうこと?
ただドンチャン騒ぎしていただけでしょ。
あんなのに気が入ってて、妻には気が回らないってどんだけ気が回っていないんですか!
私だったらとうに「実家に帰らせて頂きます!」状態ですよw
それなのに、夫に理解を示す姿は、まさに妻の鑑です!
着物
戦時中に着物を売るということはよくある話でした。
アニメ「蛍の墓」でも着物売られていた記憶がありましたが、当時としては、ものを売ると言うとなれば、やっぱり着物ぐらいしかなかったのかもしれませんね。
ただ、そのお金で半分絵の具を買うというのは、いただけませんでした。
確かに絵描きの奥さんですので、それぐらいの心構えが必要かもしれませんが、今戦争中ですよ?
私たちはこの先どうなるか知っていますが、彼女たちはこの先どうなるかもわからないのに、将来に対しての不安はないのでしょうか?
夫の力になりたいのは分かるけど、自分自身でも今の時代売れないって言ってんのに、生まれてくる子供のこととか全然考えていないのがちょっと気がかりでした。
助っ人登場!
ついに産気づいた笛ねえ。
慌てふためく二人をよそに、「さらしがどうかしたのかい?」ってなんてかっこいい登場の仕方でしょうかw
あんだけ大声で叫んでいたら、普通一大事だと思って慌てて駆けつけるものですが、「さらしがどうかしたのかい?」って平然と登場した磯を見て、ちょっとかっこいいと思ってしまいました。
しかも、産気づいたのに気づいてからの行動の早さ。
もしかして産婆やっていたんじゃないかというくらい、呼吸法をマスターしていましたよね。
産婆といえば杏子ですが、夜遅くに帰ってきて全く役に立ちませんでした。
しかも、桜子から遅いよと言われてしまう始末。
そりゃ、仕事に行っていたから、急にお産に呼ばれても、間に合わないものはしょうがない。
それぐらいわかってほしいものです。
えこひいき
見事なまでにわかりやすいえこひいきをしていた磯。
あのご飯の量を見て周りの人もなんとも思わなかったんでしょうか?
久しぶりに会えた息子ですから、えこひいきしたい気持ちはよくわかります。
なんせこの食事自体、みんなに食べさせるという名目で、息子にたっぷり食べさせたいという思惑があったからしょうがない。
甥っ子よりも息子が一番!なんせ赤ちゃんのときから会っていないんですから、、、
理想
好きで戦争の絵なんか描いていないという八州治。
生活のためだから仕方ないというのはごもっともな話だと思います。
絵に没頭するのは構いませんが、生きていくためにはお金がなければどうしようもありません。
協会がどうにかっているのも自分のおかげもあるんじゃないのかと正論を言っていましたが、まさに正論でしたねw
理想の語るのは誰でもできます。
そうならないからみんな苦しんでいるんでしょうね、、、
影響
展覧会の費用にと、自分の着物を渡す桜子。
どれだけ影響を受けやすい体質なんでしょうか?
正直この行動にはあまり共感が持てません。
前に食材を皆に食べられた時にはかなり怒っていましたし、あの時は怒っても当然とも思っていましたが、今回の行動は、単に情にほだされたとして見えません。
そもそも朝ドラ「純情きらり」は主人公が音楽の道を突き進むドラマじゃなかったでしたっけ?
いつのまには芸術の世界の話がメインになっていて、笛子も役に立たせてもらうっていうのも、みんな現実見ていないなといった感じでした。
親なら子のことを一番に考えるのが普通でしょうが、どうやらマロニエ荘には、そういった考えの人が一人もいないようです。
桜子は最初にきたときその一人でしたが、完全に懐柔されているようですし、、、
ナイス回答
特高警察がやってきて絵のチェックをし始めました。
一枚の絵を投げ捨てられて、とっさに何をするんだとキレる和之。
何を書いたんだと聞かれますが、何も答えられないんだったら、でしゃばらない方が良かったのではないでしょうか?
そこはやっぱり絵の大先輩。
冬吾の回答がナイスでしたね!
「しゃべって分かるような絵は、絵描きは描かねぇ」
喋って分かるような絵は、絵じゃないということですかね。
だから何を書いてるかなんて答えられないんだと、完璧な回答出ました!
屁理屈といえば、屁理屈でしょうけれども、特高もまったくその答えに触れずに話題変えましたしw
あと、 あの絵って女性の絵を描いただけですよね?
普通に女性の絵を描いたといえば、いいだけだったような気もします。
キミ
和之が連れ去られそうになったときに磯登場!
鮎川周助の「キミ」の言葉に、何も思わない人いないでしょ。
しかもその後喫茶店に二人だけで行くってどういった状況でいったのかがめちゃくちゃ気になりました。
まあ普通に考えたら、ちょっと大人同士でお互い話をしましょうみたいな感じで、二人で出てたんでしょうけれども、周助の反応を見ても、二人では何かあると感づかれても仕方ありません。
なんせあの鈍感な桜子でも気づいたんですからw
ただ、最後まで気づけなかったのは彼女らしいといえば、彼女らしい。
最後まで理解したのは、やっぱり長女の笛子でした。
気になって本人に直接聞くところが相変わらず子供でしたが、知ったことで、なにかやらかしそうなフラグがまた立ったなと思いました。
取引
困っているところに手を差し伸べることはよくあることです。
更にそれが取引の材料となるなら、ドラマのあるあるでしかないw
父親がだした条件もなかなか厳しいものがありますね。
自分の家を出すない。絵をやめて素直に家に帰る。
要は自分を犠牲にして、他の協会の絵描きたちのために頑張れるかどうかというのが、今回の取り引き内容でした。
自分の夢をとるか、仲間の希望を取るか。
なかなか若い彼にとったら難しい選択かもしれませんが、それよりも有森家の人たちは、なんで聞き耳を立てるのが好きなんでしょうか?
桜子はまだしも、磯があんなに離れていて聞こえるって、相当大きな声か、引き戸がすかすかなのかのどっちかですよ。
聞き耳を立てるなら立てるで、もう少しリアリティを出して欲しかったなと思いました。
息子の幸せ
息子の幸せを願っているからこそ、息子を手放したと話す磯。
そりゃ、そうですよね。
子供を取られて悲しむ親なんてそうそういませんから!
ましてや、生まれたばかりの子供を取られる気持ちを考えると、他人事とは思えません。
手放したのも断腸の思いだったでしょうし、それは息子の幸せを一番に考えての行動でした。
どうしても無条件で、磯側についてしまうのが親心というやつでしょうか。
困ったときの八州治
父親に取引されていることを告白した和之でしたが、案の定皆さん心優しいのか、お前は踏み台にして開きたくないと言ってましたね。
そこまでの気持ちはよくわかりますよ。
誰かが犠牲になって展覧会を開いても、いい気持ちにはなりませんしね。
しかし、その後が問題です。
展覧会を開くためには戦争絵を書かなければならない。
それを八州治に頼むというのはどういう見解でしょうか?
本人はトラウマがあって、先日戦争絵は絶対に描きたくないといったばかりです。
つまりは、 八州治を踏み台にして展覧会に描くってことじゃないんですか?
戦地にいったことまで語った挙句に、「見たまま描けばいい」って悪魔ですか?
さすがに彼のことを思うと、そりゃないんじゃないと思ってしまいました。
盗み聞き
昨日に引き続き今日もを盗み聞きをしていた桜子。
先日はマロニエ荘の部屋を盗み聞きしていましたが、今度は喫茶店で話してた話を盗み聞きしていたと告白。
もうそれは、盗み聞きというレベルではありませんよ。
犯罪になるのかどうか分かりませんが、尾行までして、どうしたいんでしょうかこの子は。
しかも会いたい時に会えばいいと、事情も知らずに自分の気持ちだけをぶつける姿をみていると、相変わらずだなという気がしました。
そんな単純な話じゃないから磯も苦しんでいるのに、軽々しく部外者は入る話ではありません。
しかも、さらに和之を尾行して、周助にちょっかいを出すあたりなんて、やりすぎです。
お金をだしてもらったことまで話したら、彼女には何の秘密もいえませんよ。
音楽学校にいけたら、今の自分があるというのも、どう今の自分に繋がっているのか分からないし、めちゃくちゃです。
最後はドヤ顔で、絵を見てあげてくださいって言っていましたが、なんだか今日は拒否反応が多かった95話でしたw
愛
息子の家を見に行きたいそう磯。
磯がきたことがわかるが、八州治がほの字なんだろうと茶化していましたが、その答えに対してそれは「愛です」って、その言葉かをるの言葉ですよw
ちょうど同じ時期に再放送されている朝ドア「澪つくし」でも、律子が家を飛び出していこうとした際に女中頭のハマから、原因は何だと言われた時「それは愛だと思います。」と答えていました。
あの子もちょっと変わったところがありますが、違うだろうと言われても、「愛のためもあると思います。」って負けませんでしたね。
まだまだお子さまは桜子から「愛」という言葉をとは思いませんでしたが、確かにあれは親子の愛です。
わざわざ息子のために岡崎から来たというのも、愛があったからに違いありません。
そして毎度のことながら鮎川周助が来たときに、隠れて見ていた桜子。
喫茶店で尾行癖がついてから、やたらと盗み聞きしますよね。
いい加減やめないと警察に捕まりますよw
それと、二人の約束で、会わずに変えるって言ってんのに、わざわざ和之に教えるという、神経がちょっと分かりません。
当事者同士でそういった約束をしっかり守ろうとしてんのに、部外者がしゃしゃり出てくるようなことではないでしょうに。
確かに息子のことと、磯のことを考えるならば、会えたのは良かったのかもしれませんが、約束というものもしっかり守ることが大事だと分かって欲しいですね。
亨の目
亨の目が見えないかもしれないと心配する杏子。
その事を桜子に話していたときに、笛子がきましたが、とっさに明日面倒見させてって、こういうところだけ頭の回転が速いですよね。
しかも、騙して病院に連れて行き、現実突きつけるってなかなかハードなことです。
せめて、結果は杏子に伝えてから、言うべきかどうかを相談するべきだったんじゃないかと思います。
しかも疑いがあるだけでまだ決まったわけではない。
おそらくそうなるあらすじになっていくんでしょうけど、単に不安を煽っているだけですよ。
なんでこうも自分の気持ちだけで、なんでもかんでも動こうとするのでしょうか。
最近の桜子は、ちょっとやりすぎ感がありますね。
あの冬吾の無表情の顔を見ていたら、むなしくなってきました。
以上が、朝ドラ「純情きらり」第16週目のあらすじのネタバレと感想まとめでした。
朝ドラファンの皆さんのコメント!