朝ドラ『純情きらり』の原作との違いを徹底比較しています。
朝ドラ『純情きらり』の原作は?
朝ドラ『純情きらり』の原作は、津島佑子氏の「火の山―山猿記」です。
厳密は原案としたオリジナルストーリーですが、登場人物やストーリーは一部踏襲しています。
朝ドラ『純情きらり』の原作については「純情きらりの元ネタは?原作の著者はなんと太宰治の娘!」で詳しくまとめています。
こちらでは、朝ドラ『純情きらり』と原作の違う点を中心に各週ごとに比較してまとめています。
朝ドラ『純情きらり』第9週の原作との違い
朝ドラ『純情きらり』第9週の原作との違いの比較は以下の6つです。
- かねがマロニエ荘にきた話は?
- 拓司が船乗りになるのが夢だった話は?
- 冬吾が実家と縁を切った話は?
- 八州治が戦地に赴く話は?
- 拓司が心臓の血管が詰まった話は?
- 桜子だけ弔問を断られた話は?
かねがマロニエ荘にきた話は本当か?
純情きらりでは、かねが突然マロニエ荘にやってきましたが、原作ではそういった話はありません。
原作では、松井家の話はほとんどありませんので、松井家のストーリーはほぼオリジナルストーリーです。
拓司が船乗りになるのが夢だった話は本当か?
純情きらりでは、拓司が船乗りになる夢を持っていましたが、原作ではそういった話はありません。
原作では、松井家の話はほとんどなく、拓司の名前も出てきません。
原作の達彦の父は、実業家で家族でアメリカに渡っていました。
それ以外の情報はほとんどありませんので、松井家のストーリーはほぼオリジナルストーリーです。
冬吾が実家と縁を切った話は本当か?
純情きらりでは、八州治から実家が裕福だからのほほんとしてられると言われ、冬吾が実家とは縁を切ったと激怒しましたが、原作ではちゃっかり生活資金をもらっていました。
原作では、冬吾は絵描きとして生計を立てていますが、マロニエ荘のほかの住人たちはオリジナルキャラクターで揉めた話はでてきません。
あらすじのネタバレになりますが、冬吾は笛子と結婚します。
そのときに、実家から生活資金が送られてきて、多少金回りがよくなったことが綴られています。
八州治が戦地に赴く話は本当か?
純情きらりでは、戦地に赴く八州治のための壮行会が開かれましたが、原作ではそういった話は一切ありません。
原作では、冬吾のほかに絵描きとして登場する人物は、友人の松本俊介だけです。
松本俊介の話も数行程度の内容で、マロニエ荘についての話はほオリジナルストーリーです。
拓司が心臓の血管が詰まった話は本当か?
純情きらりでは、拓司が心臓の血管が詰まって床に伏していましたが、原作ではそういった話は一切ありません。
原作では、達彦の父は実業家で家族でアメリカに渡ったぐらいの情報しかなく、名前もでてきません。
よって、松井家のストーリーはほぼオリジナルストーリーです。
桜子だけ弔問を断られた話は本当か?
純情きらりでは、桜子だけ弔問を断られていましたが、原作ではそういった話は一切ありません。
原作では、達彦の父の死については触れられていませんので、オリジナルストーリーです。
朝ドラ『純情きらり』第10週の原作との違い
朝ドラ『純情きらり』第10週の原作との違いの比較は以下の5つです。
- 達彦が山長を継いだ話は?
- 結び文で密会していた話は?
- 達彦から結婚の申し出があった話は?
- キヨシが桜子に告白した話は?
- 冬吾に笛子を支えて欲しいとお願いした話は?
達彦が山長を継いだ話は本当か?
純情きらりでは、達彦が山長を継ぐ宣言をしましたが、原作ではそういった話は一切ありません。
原作では、達彦の父は実業家です。
山長自体が純情きらりのオリジナル設定ですので、松井家のストーリーはほぼオリジナルストーリーとなっています。
結び文で密会していた話は本当か?
純情きらりでは、二人は結び文で密会していましたが、原作ではそういった話は一切ありません。
原作では、二人はお見合いで結婚していますので、密会したという話はありません。
しかも、松井の両親は結婚に満足しているので、かねに見つからないようにする理由もないのです。
達彦から結婚の申し出があった話は本当か?
純情きらりでは、桜子が達彦から結婚の申し出があった話をしましたが、原作では松井家の両親が乗り気でした。
原作では、達彦とはお見合いで結婚しており、音楽の道は、斉藤から求婚されていた時期にすでに諦めています。
しかも、仲介をしたのは純情きらりではでてきませんが、原作では照子という姉の紹介で縁談が進みました。
キヨシが桜子に告白した話は本当か?
純情きらりでは、キヨシが桜子に告白しましが、原作ではそういった話は一切ありません。
原作では、キヨシは勇太郎の同級生として登場します。
ただし、登場するのは子供の頃にガキ大将だったということで、その後は一切話しがでてきません。
もちろん、山長で働いている話もありませんので、告白するストーリーは純情きらりのオリジナルストーリーです。
冬吾に笛子を支えて欲しいとお願いした話は本当か?
純情きらりでは、冬吾に笛子を支えて欲しいとお願いしていましたが、原作ではそういった話は一切ありません。
原作では、桜子は冬吾の熱心な信奉者として描かれおり、純情きらりの桜子とも引けを取らないような感じみたいです。
しかし、笛子は冬吾の才能を信じ深く尊敬していると勇太郎に手紙を送っています。
純情きらりでは敵対するような感じで描かれていますが、原作ではベタ褒めだったようですね。
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