エールでは、裕一が好きな詩を送ってくれたら作曲するとあり、返事の手紙に『君はるか』の詩を送りました。
音が『君はるか』の詩を送って裕一が作曲した話は、実話でしょうか?
結論からいうと、音のモデル・内山金子さんは、裕一のモデル・古関裕而さんに『君はるか』の詩を送って作曲してもらっていますので、エールの話は実話です。
しかも、『君はるか』の詩を書いたのは内山金子さんです。
こちらでは実話を詳しく解説していますが、エールと実話の結果だけ知りたい方は、「まとめ▼」をご覧下さい。
エール第19話『裕一へのファンレター』のあらすじ
こちらは、エール第19話『裕一へのファンレター』のあらすじの一部です。
ネタバレを含みますので、まだ視聴していない方はご注意ください。
ついに裕一から手紙の返事が届きます。
裕一の手紙にはこう書いてありました。
お手紙 ありがとうございました。
たくさんの手紙の中で音さんの言葉が特別に私の心に響きました。
『竹取物語』という共通点音という名前
そして何よりあなたが歌手を目指しているということに興味を引かれました。
あなたの好きな詩と音域を教えて頂けたらあなたのために曲を作りたいと望んでいます。
裕一からの思わぬ申し出に、音はやった!やった!と大騒ぎをします。
自分のために曲を作ってくれることに大喜びの音は、梅にいい詩がないか尋ねます。
梅は本棚に挟んであった一編の詩の書かれた紙を渡し、これどう?と音に見せます。
そこに書かれていた詩は『君はるか』という詩で、その詩を見て気に入った音はその詩を裕一に送りました。
銀行で音からの手紙を読む裕一。
音は梅に渡された紙にそのまま手紙をしたためていました。
そこには『君はるか』というロマンティックな詩が書かれていました。
君を思えば はるかなり
浪のかなたを はるかなり
たよりをよめど かすかにて
涙のうちに はるかなり
「すてきな詩だな~。」
裕一の頭の中にはすでにメロディーが浮かび、もう作曲した気になってすっかり世界に入り込んでいました。
裕一と音はその後も文通を続けています。
郵便受けを覗き裕一からの手紙にそっとキスする音。
2人は数え切れないほど手紙のやり取りをするうちにお互いのことを何でも手紙に綴るようになり、すっかり心は結ばれていました。
好きな音楽のことや将来の夢手紙を交わすうちに思いが強くなっていったのはごく自然なことです。
歌手への道をひたむきに追う音に感化され、裕一も再び留学への思いが膨らんできました。
音は裕一に作曲してもらった『君はるか』を口ずさみます。
エールと実話の比較
さて、音が『君はるか』の詩を送って裕一が作曲しましたが、古関裕而さんの実話では、実際どうだったのか比較していきます。
実話の出所は、以下の書籍です。
音が『君はるか』の詩を送って裕一が作曲した話は実話か?
エールでは、裕一が好きな詩を送ってくれたら作曲するとあり、返事の手紙に『君はるか』の詩を送りましたが、これは実話です。
ただし、古関裕而さんに頼まれたからではなく、最初に内山金子さんが送って、その詩に感動して作曲しています。
音が本棚にあった『君はるか』の詩の書かれた紙を送った話は実話か?
エールでは、裕一が好きな詩を送ってくれたら作曲するとあり、返事の手紙に『君はるか』の詩を送りましたが、これは実話ではありません。
『君はるか』の詩は、内山金子さんが作詞したものです。
金子さんは裕而さんへの思いを綴った詩を書いて、手紙で送っています。
その詩を読んだ裕而さんが、金子さんの想いにインスピレーションが沸いてきて、すぐに曲を書き上げ楽譜にして送り返しています。
こちらについては、「古関裕而物語」で金子さんのインタビュー発言が掲載されていました。
結婚前に私が「君はるか」という詩を作りましたの。主人がそれを作曲してくださいました。その後は忙しくてあまり作ってはご ざいませんね
詩に曲を付けてくれたのは、最初のころだけだったようですね、、、
エールで音が『君はるか』の詩を送って裕一が作曲した話と実話の比較まとめ
ここまで、エールの内容と実話を比較して説明しました。
裕一が『君はるか』の詩に作曲した話は実話でしたが、まさか音が作詞していたとはびっくりですね。
今回のエールと実話の比較をまとめると、以下の通りです。
- 音が『君はるか』の詩を送って裕一が作曲した話は、本当!
- 音が本棚にあった『君はるか』の詩の書かれた紙を送った話は、実話ではなく、内山金子さん本人が作詞した
- 裕而さんはよく書いた詩に作曲してくれたかは、最初だけでその後は忙しくてあまり作ってくれなかった
エールと実話比較まとめ記事
知っている実話ありますか?
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