エールでは、双浦環と関内音が教会で初めて出会いました。
関内音が子供のころ双浦環と教会で出会った話は、実話でしょうか?
結論からいうと、双浦環のモデルある三浦環さんは、音が教会にいった時期に海外で活躍されていたので、実話ではありません。
ただし、大人になってから相撲を一緒に見に行っています。
こちらでは実話を詳しく解説していますが、エールと実話の結果だけ知りたい方は、「まとめ▼」をご覧下さい。
エール第8話『オペラ歌手双浦環との出会い』のあらすじ
こちらは、エール第8話『オペラ歌手双浦環との出会い』のあらすじの一部です。
ネタバレを含みますので、まだ視聴していない方はご注意ください。
教会で、琴の演奏を披露する予定だった音は、安隆とともに急いで教会に向かいました。
教会に入ると、一人の女性が歌っています。
その女性は世界的に有名なオペラ歌手の双浦環でした。
環の歌声に音と安隆は感動している様子。
すると父・安隆が「話してみたいか?」と聞いていたのです。
父の言葉に戸惑っていると安隆が「忘れたのか?やらずに後悔するより、、、」と言おうとした瞬間、「やって後悔した方がいい。」と音は答えます。
音の返事によし!と気合を入れ、環に話しかけようとする安隆。
「はい?」
環が、振り向き二人に近づいてきますが、父娘そろって緊張している様子。
安隆が、馬具を作っております関内安隆と申しますと自己紹介をして、娘の音を紹介しました。
素敵な名前ねと環に話しかけられた音は緊張した面持ちで、「あっ、あの、歌、感動しました!ここに、、、ここに届きました!」と、胸に手を当てながら、感動した思いを環に伝えました。
素直にありがとうとこたえる環。
エールと実話の比較
さて、双浦環と関内音が教会で初めて出会いましたが、古関金子さんの実話では、実際どうだったのか比較していきます。
実話の出所は、以下の書籍です。
関内音が子供のころ双浦環と教会で出会った話は実話?
エールでは、関内音が子供のころ双浦環と教会で出会いましたが、これは実話ではありません。
朝ドラ「エール」第8話は、1923年(大正12年)で関内音が11歳の出来事です。
関内音のモデル・内山金子さんも1923年(大正12年)は11歳ですので、エールの時間軸と同じです。
双浦環のモデル・三浦環さんは、このときすでに世界的に認められたオペラ歌手で、世界で活躍されていたので日本に帰国する機会も多くありません。
三浦環さんが8年ぶりに帰国したのが、1922年(大正11年)4月で、その年の8月にはふたたび渡米しています。
よって、1923年にはすでに渡米した後ですので、関内音と教会で出会った話は、実話ではありません。
ちなみに、1922年(大正11年)4月に帰国したときに三浦環さんの年齢は38歳で、双浦環を演じた柴咲コウさんも38歳で同じ年齢になります。
古関金子さんと三浦環さんはいつ出会った?
古関金子さんと三浦環さんが出会った時期は、1935年~1936年ごろです。
三浦環さんが再び日本に帰国するのは、1932年(昭和7年)の5月~10月の期間です。
このときに全国各地で独唱会を開いています。
1932年の古関夫婦といえば、長女の古関雅子さんが誕生した年で、ヒット曲を世に出せていない苦境の年でした。
1932年以降に再度日本に帰国した年が1935年11月です。
1935年は、古関金子さんの夫で、古関裕二のモデルである古関裕而さんが作曲した「船頭可愛や」がヒットした年です。
この「船頭可愛や」を聴いた三浦環さんは、素晴らしいと絶賛してレコードに吹き込ませほしいとお願いしています。
そして、それが実現し、三浦環さんの「船頭可愛や」が発売されました。
「金子と裕而」では、レコーディングに古関夫婦が立ち会ったと書かれていますが、実話を含めた小説のためレコーディングのときに出会ったかどうかは確証がありません。
三浦環と相撲観戦をした?
三浦環さんの「船頭可愛や」のレコーディングに立ち会った話は、実話かどうかは分かりませんが、三浦環さんと相撲観戦をした逸話があります。
古関裕而さんは、三浦環さんもいらっしゃるということで枡席の切符を二枚もらい、妻・金子さんと相撲観戦することになりました。
しかし、当日いってみると三浦環さんと弟子の二人が太っていたので、全員座ることができず、古関裕而さんのひざの上に金子さんが座ることに。
三浦環さんは、古関夫婦が気になって羨ましそうだったと後に金子さんが語っています。
エールの双浦環と関内音が教会で初めて出会った話と実話の比較まとめ
ここまで、エールの内容と実話を比較して説明しました。
教会で出会った話は実話ではありませんでしたが、相撲観戦していたのは驚きですね。
今回のエールと実話の比較をまとめると、以下の通りです。
- 双浦環と関内音が教会で初めて出会った話は、創作ストーリー
- 古関金子さんと三浦環さんが出会った時期は、1935年~1936年ごろ
- 三浦環と相撲観戦した話は、本当!升席に全員座れずに、裕而さんのひざの上に金子さんが座ることに!
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