エールでは、鉄男が古今和歌集や万葉集が好きだと告白しました。
鉄男が古今和歌集や万葉集が好きだった話は、実話でしょうか?
結論からいうと、村野鉄男のモデルである野村俊夫さんの書籍では、事実か確認できませんでした。
ただし、別の人物が好きだったことが判明!
こちらでは実話を詳しく解説していますが、エールと実話の結果だけ知りたい方は、「まとめ▼」をご覧下さい。
エール第6話『鉄男との別れ』のあらすじ
こちらは、エール第6話『鉄男との別れ』のあらすじの一部です。
ネタバレを含みますので、まだ視聴していない方はご注意ください。
学校からの帰り道で、裕一を待っていた鉄男が「古山!」と声を掛けます。
そして「俺は筋を通す男だ。」と裕一に近づき、悪かったと謝るのでした。
それは、先日、落とした古今和歌集を届けにきたことへの謝罪です。
鉄男が壊れて修理したハーモニカを裕一に渡し、吹いてみろと言います。
裕一がハーモニカを吹いてみると壊れる前と同じ音がしました。
そして、鉄男は一言だけ、すまないと謝罪します。
和解した二人は、神社で話をしました。
「万葉集も?やっぱし」
裕一は思わず大きな声をだします。
「昔の歌とか詩が好きなんだ。全部読んだ。」と、鉄男は自分の秘密を告白しはじめます。
裕一は、そんな鉄男の告白に感激して「すごい!将来は詩人だね!あの詩、すごかったもん!」と伝えます。
鉄男が「あの詩?」と聞くと鉄男が父親から叱責されていた日に拾った紙に書かれていた詩のことを話します。
エールと実話の比較
さて、鉄男が古今和歌集や万葉集が好きだった話をしましたが、野村俊夫さんの実話では、実際どうだったのか比較していきます。
実話の出所は、以下の書籍やブログです。
鉄男が古今和歌集や万葉集が好きだった話は実話か?
エールでは、鉄男が古今和歌集や万葉集が好きだと告白しましたが、これは創作ストーリーの可能性が高いです。
村野鉄男のモデルである野村俊夫さんですが、そのような事実は見当たりませんでした。
しかし、実話を調べると、古関裕而さんが好きだったとという事実が分かりました。
古関裕而さんは、古山裕一のモデルです。
古関裕而さんは、和歌や詩歌にも興味があり、『万葉集』の中でも舒明天皇の国見の歌が好きだと自伝で紹介しています。
「評伝古関裕而」でも以下のように紹介されていました。
よって、エールでは、古関裕而さんが好きだった話を作詞家になるは、鉄男に変えた可能性もあります。
古関裕而さんは、なぜ万葉集に傾倒していたのか?
古関裕而さんは、『万葉集』の歌を引用しするほど、魅かれていましたが、傾倒していたのは、お寺の住職の影響でした。
権藤茂兵衛のモデルで、古関裕而さんの伯父にあたる武藤茂平さんは、川俣銀行を経営していました。
裕而さんは、茂平さんの家の裏手にあったお寺の住職に古典文学の話をよく聞いていたのです。
お寺の住職は、古典文学の愛好家で、催馬楽も教えていました。
催馬楽とは、平安時代に隆盛した古代歌謡で、住職が作った詩に、裕而さんが曲を付けたりしていました。
エールの鉄男が古今和歌集や万葉集が好きだった話と実話の比較まとめ
ここまで、エールの内容と実話を比較して説明しました。
古今和歌集や万葉集が好きだった話は創作ストーリーの可能性が高いですが、裕一が好きだったというストーリーも見たかったですね。
今回のエールと実話の比較をまとめると、以下の通りです。
- 鉄男が古今和歌集や万葉集が好きだった話は、創作ストーリーの可能性が高い
- 今和歌集や万葉集が好きだったのは、古山裕一のモデルの古関裕而さん
- 古関裕而さんが『万葉集』で一番好きな歌は、舒明天皇の国見の歌
- 『万葉集』に傾倒したのは、茂平さんの家の裏手にあったお寺の住職の影響
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